既に消滅寸前の台風13号起死回生はなるか?な予報@気象庁

世の中はリーマンリーマンうるさい。リーマンブラザーズってぇ聞くと「流石だな兄者」とか言ってるAAアートしか思いつかない。「流石だな兄者、いち早く逃げ出すとは」「ギョーカイの基本だよ、弟者」などといってる映像しか浮かばないぐらいファイナンスには疎い私ですが、台風13号シンラコウたんに関してはちっとは詳しくなりましたよ。
で、再発達予報をして我が島の島民達を恐怖に陥れていた気象庁ですが一夜あけたらこんな予報。

( ´_ゝ`)<プッ
なにこれ?暴風域ないでやんの。
与那国や台湾で力を使い果たした台風13号の勢力は激落ち。ついに暴風域は消滅。これで台風と呼べるのか?こんなの熱帯低気圧じゃん。本土の前線にある暴風とか北のほうにある低気圧のほうが立派じゃないすか。そんな状態で我が島に来る?こんなの冬の前線のほうがきついですよ。
そう、いまや我が島の気候はただの雨。風はそれなりにあるけど、梅雨時、並。なべて世は事も為し。それなのに気象庁はしつこくこんなただの低気圧の雲の塊を「台風」などと呼び、回復するぞと言い張っている。日本を取巻く低気圧と同じレベルで何故台風?

見ての通り他の低気圧のほうが気圧の線が重層。台風13号たるや惨めなもんです。台風の名に値しない有り様。

実は低気圧と台風は構造が違う。台風は風がナルトの如く渦を巻き、中心がはっきりしているんだが、低気圧はそういう規則ある風の流れはないんだそうですよ。また熱帯低気圧は台風のお子さん見たいなもんですが、中心の最大風速は17m/h未満のものをいうんだそうですよ。で、暴風圏というのは25m/h以上の風の領域なので、この台風13号は最大風速が20m/hの熱帯低気圧なんで、暴風域を持たない「台風」になるわけです。一応。ただしこの程度だと国際基準では既に熱低なようですよ。これを判断するには台風の強さのところが空白になっていたら、トロピカルストーム。「強い」」「非常に強い」とか「猛烈に強い」などと書かれていたら、トロピカルタイフーンというわけです。

このtropicalなストーム、シンラコウたん、魔の領域「台湾」から離れた後、頑張って育とうとしていたわけですが、天敵台湾の呪詛は思ったよりもすごく、台湾近辺の水蒸気が大変に少ない状態だったので、雲をかき集める事が出来ず、なんとか先島諸島から雲をもらいながら生き延びていたようですよ。調子に乗って台湾で暴れた罰だ。

http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/wnp/by-name/200813/3/512x512/MTS108091603.200813.jpg

見ての通り西側の雲は無く、お岩さんみたいに崩れまくっています。13号は台湾で温泉街を破壊し橋を落とし、死者や行方不明者などを出したりと、相当暴れたようです。なので、台湾には童乱タンギーたらいうシャーマンとか、あやしい風水など、色々な道教系の呪術がありそうなんで、そういう人々からかなり強力な呪いをかけられても不思議じゃない。

そういうわけで、ボロボロにキズだらけの台風。のろくさと動きまで鈍く、いまだ我が島の近海に辿り着かない。いいかげんうんざーりである。呪われて氏ね。

デジタル台風 2008年台風13号(シンラコウ|SINLAKU)
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2008/TC0813/
この段階での焦点は、この台風はどこまで再発達するのか、という点にあります。先島諸島では強かった台風も、台湾に上陸した後はかなり勢力を弱めました。しかし衛星画像などでも、徐々に勢力を盛り返しつつあるように見えます。台湾に上陸した影響で中心の西側の雲がかなり欠けてしまっていますが、もともと強かった東側の雲はまだ残っており、南側にも新たに雲が発生してきました。この台風がどこまで復活するのかで、今後の影響の程度が変わってきます。

デジタルさんも一応、再発達するだろうという姿勢でヲチしているようです。
沖縄にも奄美にも達していない。しかし気象庁はまだまだ九州の南、鹿児島県にロックオンしてます。いつまで粘るかみものですね。