フィレンツェ落書き事件でイタリア人の反応は

http://d.hatena.ne.jp/antonian/20080630/1214833065
・・・の続き

▼落書き:伊紙「あり得ない」 日本の厳罰処分に
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080702k0000m040123000c.html
【ローマ藤原章生】「教員、大聖堂に落書きで解任の危機」−−。イタリア・フィレンツェの大聖堂に落書きをした日本人が、日本国内で停学や務めていた野球部監督の解任など厳しい処分を受けていることに対し、イタリアでは「わが国ではあり得ない厳罰」との驚きが広がっている。

 イタリアの新聞各紙は1日、1面でカラー写真などを使い一斉に報道。メッサジェロ紙は「集団責任を重んじる日本社会の『げんこつ』はあまりに硬く、若い学生も容赦しなかった」と報じる。

 フィレンツェに限らず、イタリアでは古代遺跡はスプレーにまみれ、アルプスの山々には石を組んだ文字があふれる。その大半がイタリア人によるものだ。同紙は「日本のメディアによる騒ぎは過剰だ」と、日本人の措置の厳しさに疑問を投げ掛けた。コリエレ・デラ・セラ紙も「行為はひどいが、解任や停学はやり過ぎ」と論評した。

 一方でレプブリカ紙によると、大聖堂の技術責任者、ビアンキーニ氏は「日本の出来事は、落書きが合法と思っているイタリア人にはいい教訓だ」と語った。

落書き天国なイタリア人は驚愕。いいかげんさが酷過ぎるイタリアについては昨日のエントリにも書いたけど、いいかげん過ぎて宗教改革起こされちゃうのが当然なローマ人の末裔達がピューリタニズムになりつつある日本に驚くの巻。
まぁ、確かに教訓にしたほうがいいかもしれない。

でもここで指摘されている通り、解任や停学は行き過ぎだと思う。決定した学校当局の事なかれ主義もトンでもないけど、とにかく大衆による吊るし上げってのは、実は一番怖い。先だっての青学での問題でも同じような光景を大衆が求めたようだが、徹底して制裁を加えないと気が済まない暴走は怖い。