ちべヲチと中国ヲチの続きカトリック教会の弾圧ニュースなど

チベット関連もなかなかニュースが少なくなってきたんで最近は週1くらいでまとめ読みするので丁度いいペースかもです。
世にどんな事件があっても、忘れないようにしようという備忘。

一日一チベットリンク運動◆Eyes on Tibet

先日紹介したこのニュース。

asahi.comチベット自治区で4月爆破テロ、僧ら16人逮捕 新華社
http://www.asahi.com/international/update/0605/TKY200806050252.html
2008年06月05日22時43分

新華社発表という時点で眉唾臭いと思っていた。新華社か・・と普通は皆思う。

というわけで、ちべ関係ブログが検証しておられました

チベットNOW@ルンタ
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51034129.html
チベットの僧侶がテロリスト!?
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51035203.html
■続チベット人僧侶がテロリスト!?日本の報道。

裏付けなき情報というのは信用出来ない。特にイデオロギー的な目的のある情報の場合、先ず疑ってかかるリテラシーが要求されてくる。今回も新華社発表という時点で距離感を取ったが、ある程度の情報を得てからでないと鵜呑に出来ないというわけだ。当然上記のブログはチベット側からの主張なんである程度の憶測的バイアスはあるとは思うが、しかし中国の昨今の動きからして、チベット僧をテロリストと印象づける作戦というのはあり得る。テロルは今や西側が戦うべきものとして認識されているわけで、対外的にそういう印象づけはしたいだろうと。中国の誘いに乗ったら駄目だ。忍耐が必要だと思う場面故にチベットも苦しいだろうなと。

▼銭波副代表、「チベット問題は人権問題ではない」
http://japanese.cri.cn/151/2008/06/07/1@119839.htm
 第8回国連人権理事会が6日、ジュネーブで行われ、国連ジュネーブ事務局駐在の中国の銭波副代表は、「チベット問題は、民族・宗教・文化の問題ではなく、人権問題でもない。それは、国を分裂するか統一を確保するかの問題だ」と述べました。
 6日の会議では、国別の人権問題をめぐって討論が行われ、一部の国はチベットの情勢について意見を述べました。これに対して銭波副代表は、「チベット問題は、民族、宗教または文化の問題ではない。一部の国が中国のチベット情勢について一方的な見解を発表したが、中国は大変遺憾に思う。中国の主権と内政を人権問題として扱うのは、明らかに人権問題を政治化し、二重基準を取ることだ」と指摘しました。

 銭波副代表は、その上で「中国のチベット地区の経済は急速に発展しており、住民は、高度な自治権と正常な宗教活動を行う自由を持っている。またチベット文化は大事に保護され、継承されている」と述べました。(翻訳:鵬)

国連における中国代表(副官なようだが)の主張。俺様理論。他の国々がそれぞれどう思ってるかはこの記事からは判らんですが。主権と内政の範囲内において人道的に問題があると思うのだが。
にしても中国って拒否権持ってる国だと思うと怖いというか、国連も色々問題あるでかい国がでかい面してて問題あると思う、今のままのシステムではナニも解決しないと思ってしまうのだ。

ちべネタなら大紀元。と思って読んだら、違う記事見つけた。
我かとギョーカイの弾圧についてのニュース。

カトリック香港司教「中国の極端な愛国主義は危険」
http://jp.epochtimes.com/jp/2008/06/html/d72815.html
大紀元日本6月7日】カトリック教香港教区のトップ陳日君・司教はこのほど、中国で最近台頭してきた「極端な愛国主義」は非常に危険と述べ、バチカン中国当局の関係は依然ギクシャクしていると語った。

 司教は6月2日、四川大地震で亡くなった人々への追悼の祈りを捧げた後、上記の見解を示した。また、司教が5月11日にイタリアのメディアの取材を受け、「北京五輪のトーチリレー中に中国人が見せた過激な愛国主義が、最終的にファシズムに発展する危険性がある」との発言に、海外の中国人留学生と国内の若者が強い怒りを示し、反対の意を呈したことについて、「他人の平和的抗議を冷静に聞き入れないのは極端的な行為であり、この種の状況を我々は憂慮している。理性のない愛国主義を発揮させ続ければ、危険が生じる」などと述べた。

 また、司教は、中国当局がオリンピック招致の際に交わした人権状況改善の約束を履行していないと指摘、四川大地震後、当局が比較的にオープンな姿勢を見せているが、中国国内で依然、カトリック信者に対する厳しい取締りが行われていると説明、「多くの神父は24時間監視されている」との情報を明かした。

まぁ大紀元だからな、7割ぐらいにして読まないといけない記事かもしれないけど。
叙任権闘争というか、いやはや中国国教会といいますか。
ま・ここっとさんからちらっと前に聞いた話では、教会の上に国家を置く中国は愛国教会で愛国的宣言をさせるらしい。ミサの前に先ず国家に忠実たれみたいな。流石の日本の右翼ナショナルなカトな人々でもミサの前に必ず君が代歌えなんて絶対に要求しないよね。すごいよ。

先日、シスターから愛国教育を受けさせられた神父様の苦労話というのを聞いた。逮捕されて監禁されてそういう洗脳教育されたんだと。神父様は信徒の為にそれを忍耐として受け止め、愛国教会で働いておられるらしいが、内心は忸怩たるものがあるようだとシスターがおっしゃっていた。愛国教会ではそういう十字架を背負って活動している神父がいる。いつ何時、教会ごと弾圧され、迫害を受けるか判らない中で綱渡りをしているとのこと。信徒の命を守るために、踏み絵を踏んで、尚、そこに留まるものの勇気というものもある。
。。が、しかし信教の自由がない国の光景とは恐ろしい。こんな光景などない方がいいはずなのだ。

チベット僧もこんなふうに洗脳教育されてるんだろう。他人事ではない。

■全然関係ないかとニュース

▼朝の教会で礼拝中、懺悔室で悦楽行為の男女逮捕 ローマ
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200806040032.html
ローマ(CNN) イタリア北部チェゼーナの教会で6月1日、朝の礼拝中に懺悔(ざんげ)室でセックスにふけっていた男女が逮捕された。

チェゼーナの警察によると、ミサに出ていた男性から、苦情の電話があったという。

逮捕された男女は、32歳の労働者と31歳の教師と名乗っている。逮捕に際しては、「私たちは無神論者であり、教会でのセックスは、他の場所で行為するのと何の変わりもない」と主張した。

しかし、教会の司教は、2人の行為は非常に無礼で、神を冒涜(ぼうとく)するものだと指摘。周囲のカトリック信者に対して「まったく敬意を欠いたもの」と批判した。

教会は、日曜のミサが邪魔されたとして、教会の純潔を守るために、代わりのミサを後日、開催する。

これのブクマ↓

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200806040032.html
2008年06月07日 takerunba 罪と贖罪を同時に行うというエコですね、わかります。

不謹慎にも笑ってしまった。

まぁ、自分とこの教会でやられたらむかつくけどな。感覚的にはナショナルな人にとっての「皇居前で・・以下略」」「靖国神社で・・以下略」みたいな感じでやだ。或いは「聖地アキバのメイド喫茶で・・以下・・」それは萌えるシチュエーションか。非モテのオタクが別な意味で怒りそうだが。