例の沖縄問題の基地外記事
散々ニュースになってたこれ、uumin3さんが取り上げていた日本が誇るKKK、通称「産経」のとんでもない記者さんの話。産経ヲチをしている、旧知のブロガーProdigal_Sonさんもいちはやく取り上げとったですね。
○uumin3の日記
http://d.hatena.ne.jp/uumin3/20080214#p3
■被害者はレイプされてないんじゃ…
http://d.hatena.ne.jp/uumin3/20080215#p1
■心の問題とリスク・マネジメント
○土曜の夜、牛と吼える、青瓢箪
http://d.hatena.ne.jp/Prodigal_Son/20080214/1202996002
■[産経ヲチ]花岡信昭氏には「鬼畜」よりも「腐れチンポ」がよく似合う
どーでもいいけど、Prodigal_Sonさんのブログタイトルはすごいな。
ええと、なにやら花岡さんという人が槍玉に上がってるようです。わたくしはこの人を寡聞にして知らんかったとですが、なんでも右っかわ劣悪方向に飛ばしまくった方のようです。
(前略)
それにしても、一部メディアのヒステリックな伝え方はいったいどう理解したらいいのか。事件は事件、安保は安保、と冷静に切り離し、日米同盟の死活的な重要さに思いをはせてこそジャーナリズムだ。「住民自決は軍命令」と信じて疑わない体質と共通する情緒的反応の弊害を、そこに指摘しないわけにはいかない。
「知らない人についていってはダメ」。筆者などの世代は子どものころ、親から口うるさく言われたものだ。
米軍基地が集結する沖縄である。夜の繁華街で米兵から声をかけられ、バイクに乗ってしまう無防備さ。この基本的な「しつけ」が徹底していなかったことは無念、という以外にない。
。(客員編集委員 花岡信昭)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080212/plc0802122007008-n2.htm
わー。すごい。
この記事を読むと「こいつは鬼畜である」とか「腐れチンポ花岡」とか言いたくなるのは当然である。女性にとってはこんなご意見は昔っから為されているセカンドレイープなので、産経さんに見られるような右っかわ思考の殿方が国を司り始めたら暗黒時代に戻りそうで嫌だとか、女性なら思うわけで、案の定、天敵、赤ピー新聞にこんなこと書かれているし。
▼自己責任論にNO 女性団体、立ち上がる 米兵事件
在沖縄米海兵隊員が女子中学生を暴行したとして逮捕された事件で、沖縄や東京の女性団体が抗議行動に立ち上がる。米兵による性犯罪が起きるたび、「ついてゆく方も悪い」などと被害女性に責任を転嫁し、根拠もなく中傷する物言いが繰り返されてきた。今回もインターネット上などで同様の現象がある。その風潮が変わらない限り被害はなくならない、との思いが集会に参加する女性たちにはある。「危険な場所に出かけていくような行為は慎むべきだ」「うろうろしてたらアメジョと思われるだけ」。インターネットの掲示板には海兵隊員の逮捕直後に事件を語る投稿欄がいくつもできた。被害者や米兵と親しい女性たちに関するそんな書き込みであふれている。
http://www.asahi.com/national/update/0216/SEB200802160003.html
これに関しては朝日の勝か。
「ネットの書き込みなど」と書いてはいるが冒頭はあきらかに花岡記者のことだな。ちなみにネットの掲示板というのは場所によっては大変に煽りが多い。というかそういう性質の場所もあるので、中国様にもそういうネチズンがギョーザ問題で日本人罵倒しまくってるい掲示板とかあるようだし。よーするに例えば「2ちゃんねる」とはそういう処であって、それはそれとして(中国様ネチズンのギョーザ問題に関する小日本相手の心無い罵倒カキコとかを流すように)流さないと。
それはさておき、この沖縄の問題でイデオロギーな人々が色々喧嘩をしていて困りモノである。
この問題では
1・沖縄の人がおかれた現実
2・事件そのものの解明
3・基地問題
・・・・と分けて考えたいもんだ。
先ず以て1において、
uumin3さんの所でも書いたんですが、沖縄の人にとってこの問題は日常生活に根ざしてきた問題であり、まぁ沖縄返還前のコザ騒動の時からなんもかわっとらん現実をなんとする的な怒りと悲しみの象徴であるんで、彼らが怒り出すのは当然である。沖縄返還前の彼らのヤマトへの慕情ともいえる思いは、アメリカ軍によって踏みにじられている生活からの解放と同じであったはずなんだが、まんまと裏切られてしまって今に至るわけだ。
彼らは単純に左翼的な思想で反対しているんではない。
話は変わるが・・・
父の入院で、母のフォローをすることと、それぞれが過度に負担にならないように協力し合おうということで、兄弟間で話合いの場を持とうということになった。「一緒に住んでるねーちゃんにまかせっきりになってる状態はわたし的に心苦しいっす〜」と妹は言うが、わたくしは忙しい妹と違い、こんな風にぼやっとネットが出来るくらい時間的に自由な仕事(下流だし)なわけで、だから「物理的に動ける人が動きゃいいじゃないか」などと話していた。
まぁ、通常、こういう問題では、家人の誰かが負担になりすぎるなど偏ってはいけないわけであるが、物理的にどうしようもならない場合もある。出来る範囲で協力し合うことと同時に、互いに、大変であるということを共有しているだけでも、それぞれに不満は残らない。
つまりまぁ、親の介護問題について、どのご家庭でもよく見られる光景である。こういう場面では互いに気遣うだけで一家円満なわけだ。
それが何故出来ない?
・・・・・・というのが沖縄問題だと思う。
イデオロギーとか関係ないんである。
兄弟の一人に大変な負担がかかっているのである。「一緒に住んでることで経済的に楽でしょ」とか言おうもんならそのご家庭はのちのち不和になるであろう。すごく大変なことと経済の問題は別なのである。というか「経済的に楽」よりも、オムツを毎日変えなきゃいけない、夜な夜な迷い出て行く親のことで眠れない日常をタマに代わってくれ。どうしても時間的に無理ならせめて労わりの言葉ぐらい言ってくれよ。な気分。
。。。。って、きっと沖縄の人々は永らく思ってると思う。
大変さを分かち合うこと、あるいは労わることをせずに無遠慮にものをいうことは恥ずかしいもんである。というのがまぁ花岡さんとやらの記事に対するわたくしの気持ちである。
(ちなみに、話の例としてあげてはみたが、我が父の介護は全然大変ではないので、心配しないように)
で、2について。
セカンドレイプな花岡氏の記事はともかく、uumin3さんが書いている二つの記事内容は考えるべき事柄かもとおもった。
つまりこの事件は沖縄の方々にとってはコザ騒動から続く問題なのでこの事件がどうこうよりも象徴される、今までの様々な問題の象徴になっているゆえに怒りの表明は当然だ。
だとしても、「事件」そのものについては正直その犯罪の実情がよく判らない。まだ真相が判らない状態ではこの兵隊自身の行為(犯罪だったか?否か?)について、外野としてはまだ結論は控えておきたいなと。
3については、
ま、他県はなんで負担してくれないんだろ?
・・・ということで青瓢箪ブログによれば「お台場に基地をドゾー」という案がでたりしてるようです。笑)
これは国レベルの問題だし、アメリカの属国であるわが国のあり方を見直すべきか?このまま属国であるべきか?とかまぁ色々頭が痛くなりますが、先にも述べたように皆で考えなきゃいかんでしょ。
現行のまま主君アメリカに封じられた地方の王としての国として生きるか、中国様に主君を乗り換えるか、アメリカ様と中国様を手玉にとってうまくやるかとか、メリケン国の市場として、メリケン様のお役人が言う通り、今以上にメリケン国の製品をサラ金に手を出してまでも買うべきか、今一度、自給率やら、生産率を上げて一次産業と二次産業の割合を上げるかとか、経済脳でない私には判らないことが多いが、ま、それと基地問題も連動しているなどと思ったりもするし、今のまま先送りではいずれ破綻する気ガス。
ゆえに沖縄に押し付けて知らん振りなどしてはいかんと思ったりも。
ああ。頭が痛いですね。