島は小さい

よく、島とか田舎に移住してその小さいコミュニティに馴染まず挫折したなどという話を聞くが、わたくしの場合はそれによってたすけられる場合が多い。
今日は島のAコープに買い物がてら金を受け取りに行ったのだが、実はそのお金は年末、わたしが買い物したお釣りであった。私は激しくぼ〜っとしている性か、よく買ったモノを忘れる。釣りを受け取るのを忘れる。店の人に追いかけられたことが何度もある。
年末の島のコープでどーも釣りを受け取らずに私は帰ってしまったらしい。財布が妙に軽くなってしまったので「年末はやっぱり色々買い物するからすぐ財布が空になるなぁ」などと銀行に寄って帰ってきたのであるよ。こんなに金が無くなるのはやはり諸物価が高くなったからかにょ?下流生活は辛いっす・・・来年はどうなることやら・・・などと落ち込みながら家路についた。

家に帰ってきたらAコープから電話があって「釣りを忘れませんでしたか」などと言われたので、その自覚がないので「ないです」などと応えていたが、「あきらかにあんとに庵さんしか考えられないんで〜」
島は小さいのですぐ顔馴染みになる。スーパーですらそうである。お蔭で6000円も戻ってきたよ。
・・・・・というか6000円も無くなっているのに、気づけよ。
金の無くなり方に落ち込んでいたのが馬鹿である。
小さい島のお蔭でなんとか生き延びているわたくしであるが、明日からまた東京に出稼ぎの日々である。
東京は金が掛るので好かんが、というか買いたくなるモノが大量にあるのがいけない世界であるが、サバイバルしないと。