ロハスってなんだ??

島に住んどるというとよく「ロハスな生活してるんね」等といわれたりすることがある。
わたくしはこの言葉を実はよく知らない。下流生活してるからかと思ったよ。タダ(ロハ)に近い生活してるって意味か?などと思ったら違ったらしい。どうやら環境に敏感な生活をすることらしいよ。よーするにエコだな。アル・ゴアだな。不都合ななんちゃらだな。

・・・というわけで、久しぶりに自分のぱそなんで今まで調べてなかったこととか調べてみたんだが、ロハスもやっと判ったとです。つまるとこあの「スローライフ」とか「スローフード」という、健康オタワールド、下手するとアメリカの健康ファシストナチスも健康オタだった)に通じるあれか。スローフードに到っては、あのイタリアの悪名高い極右「北部同盟」の推奨スタイルだもんよ。外国の食いもんなんて信用おけるか?けっ!・・てなぐらいナショナルにスロー飯。
しかし日本ではなぜか左翼様御用達であるようだ。どっちかというと、日本の伝統とか考えてるナショナルな人のほうがロハススローライフな方向に生きそうなもんだが、というのも日本の伝統といえば、自然に親しむエコな暮らしであり、旬の食材を大切にするという、大変にスローなにほひのするものであるが、ナショナルな人の方向性は微妙に違うようである。実はロハススローライフな極右とか、いてもおかしくないと思うんだけど。どうだろうか?

まぁそれはともかく、なんとなく「ロハス」とか「スローライフ」目指しているとかいわれるとドン引きますね。こういうのってわざわざ自分から言うこっちゃないよな。そもそも島じゃ地産地消生活に自然になる。なんせ流通が貧しいので現地で取れたもん食うしかないもんよ。公的な空間、すなわち環境に配慮するってのは当たり前の事であって明言するほどでもないだろう。パブリック空間は大切に使えとおばあちゃんに・・・以下略。まぁ、明言せざるを得ない今の社会のありようがまず問題なんだろうけどね。

わたくしは「環境に優しく」ではなく「財布に優しく」節電をせざるを得ず、島じゃ売ってないからハーブなどは育てるしかない。消費したくても島じゃナンも売ってないし。つまり確かに結論的にはロハス方向なシンプル生活だが、単に私の懐が下流で、環境的に流通にとぼしい島だからである。そして島は自然環境がモロ生活に響くので敏感にならざるを得ないから、結果、ロハスって按配なわけか。

ところで、どうもロハス協会みたいのがあるようで、そこに坂本龍一が名を連ねていた。典型的な団塊親父だな・・・。何故この手の人々はこうも思考が画一なのだろう?そちらのほうがすこぶる謎である。

ちなみに「××運動」というようなムーブメント嫌いの孤高の画家バルテュスは、異常なほどのヘビースモーカーだったらしい。そして90過ぎまで長生きした。