南西諸島が危ないらしい

日が変わった今しがた、締め切り仕事が終わったんで、珈琲飲んで、新聞を読んでいた。
我、オヤジ様ご用達の産経新聞である。瑠璃子さんにKKKと揶揄される右っ側に傾いた新聞である。
いやね。「茶、吹いた」とはこのことだ。
第一面に踊る、フォント32ぐらい?な文字にびっくりですよ。
やばいぞ日本」「関与すれば南西諸島攻撃」
南西諸島攻撃?

・・・・・・な?なにそれ?

どうやら産経様曰く、台湾有事で南西諸島が狙われるぞということらしい。
なんでも中国の偉い人が

われわれは台湾独立を阻止する為なら武力行使も辞さない。その際、日本は絶対に関与すべきではない。関与すれば南西諸島を攻撃せざるを得なくなる

・・・と申したらしい。

うーん。KKK新聞だからなぁ。。。
とはいえ、KKKの文脈に敢えて乗るなら、激しく怖いんですけど。この脅し。勝手に南西諸島を人質にせんで欲しいんですけど。


中国は軍事大国でしかも少々鼻息が荒い。平和主義者が真っ先に突っ込み入れなきゃいけない国である。なもんで戦争が嫌いなわたくし的には、ヲチしとかないと怖い国である。ここ数日はミャンマーの方が酷いわけですが、こちらもまぁ中国様の影がちらほら見え隠れするようですが。
軍事的に鼻息が荒い、アメリカと中国という二つの軍事国家の綱引きが行われている東アジアの世界で、南西諸島など大変に脆い存在である。不安増大。
中国側につくなら、沖縄から米軍追い出して、台湾は中国様のもの。と言ってりゃいいかもしれないけれど、独立を望んでいる台湾の人々の思いはどうなる?簡単に見棄てるって、人としてどうよ?かつての沖縄みたいに、見棄てるのってなぁ・・・などと思うし、台湾、アメリカ側につくなら、中国のおっさんが言う通りのことになりかねなく、いざ、台湾情勢が緊張しまくれば、激しく恐ろしい状態であるよ。
究極の選択の中に置かれている島々である。ああ、怖い。
結局、米軍が睨み効かしているから今のところ均衡が保たれているわけで、正直この件に関してなら「米軍、頼もしいよ。米軍」な気分になるけど、沖縄に基地集中しすぎてるってのはやはり不安。攻撃対象として集中的にどかんどかんとやられたりするわけです。防衛の為の基地だから仕方ないとか簡単にいうな。などとも思うわけですよ。

まぁ、中国も戦争なんて割に合わないことはしないとは思うけど。
変に追い詰めたり、しないで欲しいものだと、ビクビクの毎日ではある。

まぁ、産経君の描いたレールからはずれて読むなら、「あ〜、まったきKKK新聞だなぁ。相変わらず飛ばしてる気がス」という記事ではありました。
この記事はいずれ産経のWEBサイトに載ると思います。

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というわけで、バランスの為に、これも紹介しておく。

街場の中国論

街場の中国論

内田樹に言わせると中国人は国境をグレーゾーンで考えているらしい。それに関してはかつて広州出身の学者から同じような話を聞いたことがある。

産経が描く「中国」とは真なのか?否か?
かの国もまた大変に複雑な国であることは確か。