ローゼン閣下麻生太郎、再び暴言

まぁ、政治家の暴言揚げ足取りニュース。またか。ってトコだが・・・
こういうニュースね↓

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070719-00000121-mai-pol
<麻生外相>「アルツハイマーでも分かる」 講演で発言
7月19日22時11分配信 毎日新聞

 麻生太郎外相が19日、富山県高岡市での講演で国内外の農産物の価格差について触れ「7万8000円と1万6000円はどっちが高いか。アルツハイマーの人でも分かる」などと発言した。
 参院選富山選挙区(改選数1)に立候補している自民現職の決起集会で、日本の農産物が高価格だとされることに対し、1俵1万6000円の日本の米が中国では7万8000円で売られているとして、「アルツハイマー」を引き合いに出した。
 決起集会には高齢の支持者もいたが、麻生外相は年金問題について「この問題は30年後の話。今払っているやつが心配するのは分かるが、おたくらは関係ないんだ」と語った。【茶谷亮】

うちの親父もアルツだが。まぁ、そりゃいいわ。
政治家暴言シリーズのまた一つが増えたって按配のようだけど。

それより気になるのは、農作物と中国のことなんだが。そういう辺りの問題を掘り下げているマスメディアが無いというか、どうなのよこの報道?政治政策こそ批判されなければならないはずが、メディアも、あるいはブログなんか見ても言葉狩り状態。正直、口の悪い友人が多いので、暴言スルーが身についてしまったのもいかんかもしれないが、政治が言葉尻、揚げ足取りに終始しはじめた末期症状こそ憂えますよ。
いや、アルツな父を持っているんで、「正直、お前にはいわれたくねーよ。」ってのはあるけど、政治の話のこっちが気になっちゃうですよ。マジで。

麻生氏のこの政治発言。中国にもっとコメ売ろうじゃないかということなのだろうが、日本のコメが中国でそんな高値で売られている流通形態ってどういう事だ?そのからくりはどうなっているんだ?農政に関わる話だし国際的な自由貿易という話について、書いている記事がほとんどない。麻生氏が農作物の輸出に関してどういうヴィジョンを持っているのか判らぬし、貿易における農作物の自由売買ということ鑑みるとだな、最終的に農協問題とかナンやらもでてくるだろうが、あるいは中国のその保護政策批判をしているんだとすると、こちらもまたどういう事情でそうなのかと、頭ぐるぐるするんですけどね。
いいかげんマスメディアもそんな表象のトコさらってないで、政治的な事を探求し、必要とあらば糾弾してくださいよ。昨今はニュース内容がくだらなさ過ぎて、うっかりすると揚げ足とられる側に同情したくなる。
表現者としては表象よりも、本質を突いて欲しいと思うのである。