草庵に人訪れる

本日は、人が来る日、人に会う日だった。

午前中、勝手口のところでなにやら音がするので見に行くと、水道屋さんがモーターを調べに来てくれていた。塩害でやられた機材の交換をかねてよりお願いしていて、ボイラー周りの囲いが出来たら連絡しなきゃならなかったのだけどうっかり忘れていた。思い出して寄ってくれたらしい。

午後電話有り。
たびんちゅのTさんがケーキを入手したからと、ケーキを持ってお茶に来てくださった。島じゃなんも揃わんので通販に頼るしかないんだが、昨今は通販でケーキを買えるらしい。いや、内地じゃ当たり前なんだろうが島は「島嶼部は除く」という壁があり、船で3日もかかる距離故、ケーキなんてお目にかかれなかったんだが、すごいものだなぁ。日本の流通は。

そういうわけで生クリームが旨いケーキをいただいた。泣けるほど旨い。
Tさんと湿気がすごく、石灰分を含んだ水の島生活ではこれが便利アイテムについて情報交換。便利アイテムの通販カタログを下さったので有り難い。

ハキビナのSさんが戻ってきたら、うちで夕日落ちるの観ながら飲み会をやろうねと、約束。

夕刻。ゆんぬんちゅの飲み会に誘われ出掛ける。
島で陶器を焼いている、工芸家の方だ。島の土を用いて焼くその器は優しい。旦那様はゆんぬんちゅ。奥様は京都人(この日歯を抜いたとで、元気なかったが、酒は飲んでいた・・・)

寿司パーティだそうで、二つ返事で行く行くと言ったものの足はなし。迎えに来てくださった。ミモザに留守を頼み懐中電灯を掴んで出る。
客はホストご夫婦にM商店のきのいい親父、寿司の腕が冴える魚の鉄人T氏、ハナヤカ(ハナは屋名・ヤカは兄)氏、英国人のI氏に、奥様のEさん。Eさんとはもう何年かぶりで、久しぶりぃなどと喜ぶが、実は一緒にゆっくりお話するのは初めてであった。まぁ時間が経つとはじめてな気がしないのが島の宴会。
島んちゅの飲み方は早く、あのおそろしい献奉が登場するので嫌でも飲んでしまう。
かくして、明日の頭痛を心配しつつ、Eさんに送ってもらって帰ってきた。

留守を守っていたミモザは悪さもせずにずっと静かにしていたようだ。偉いなぁ。
「すっごく寂しかったんですけど!!!」という主張をしながらの歓迎。
ごめんよ。


帰ってから仕事しようと思ったが微妙に頭が痛いので寝ることにする。
にしてもまたぞろ寒いので腹が痛くなりそうでいやだな。