向井亜紀?

向井亜紀という人の名前があちこちで語られているけどナニもん?向井千秋なら知っているが。
どうも子供が欲しくてぎゃぁぎゃぁマスメディア利用して主張している人のようだ。それだけの芸の人なのか?なんだかとにかくナニをしている人かよく分らない。

で、その向井さんという人が代理母を頼んで産んだ子供が実子扱いにならなくて困っているらしい。科学は進歩しすぎて、法律に限界がある。ということなのだろうけれど、とにかく現行の法では「産む」という行為が実際的な親子だと認められる基準のようである。遺伝子的な問題は二の次である。ゆえに向井さんという人が「なんで?」「酷いわ」といいたくなる気持も分らなくもないが・・・いやはや。
私も子宮がないし「子供が欲しかったら代理母という手もあるよ」と手術前にいわれたが、とにかく旦那もいない上に下流な半人前の身でお子様の親になること自体が非現実的な身の上では、想像力がそもそも働かない。だから彼女の主張自体も今一親身に考えることも出来ないし、メタレベルで「自然に反する行為」をどうも忌避したくもなる。世の中には養子をもらい育てている人だって沢山いるじゃないか。それを親子でないという人はいないと思うとか、法律で否定されることを嘆くよりも、まず親と子の絆を育めばいいじゃないのか?などとも思う。ただ、法律としてマイノリティな立場な人のアイディンティティというのは例えば、性同一障害で苦しみ悩み続けたセシルの例を見ても簡単に結論づけることは出来ないが。フランスは性転換手術を受けた人は転換後の性別を法が認めてくれるらしい。彼女はそれによってやっとアイディンティティを持つことが出来る。遺伝子的に実子だが法的には養子としてある子供自身はどうそれを受け止めるのだろうか?
科学が発達しすぎて、本来ある自然を克服しはじめる時、新たな問題が生じる。子供を産む機械化される代理母という存在をどう受け止めていいのかも戸惑う。臓器売買産業というぞっとする光景と同様、なにかグロテスクなものをそこはかとなく感じなくもないが。
世の中のさまざまな事象が変容し、今まである価値観の足下を崩すかのような現象は到るところにあり、ついていけない。。などと思うことも多い。この事例はそんな一つ。