昨日愚痴かいたら、数名が心配してくださってすまないです。
しかし年末ってのは、というかクリスマスってのは、嫌なもんだね。金がないと。
マッチ売りの少女の話をひしひしと感じてしまいますよ。
ウインドーに並ぶ涎アイテムがまったく無縁。マックを買い換えたくても金がない。薄くてでっかい綺麗な画面のテレビも無縁だわ。すべすべの素敵なコートも、シビラのかわいいカーディガンも、ぴかぴかのブーツも見るだけ。ちゃんとしたトコに出ても恥ずかしくない時計が欲しいが、桁が二つ違うって。をい。
そもそもウインドーショッピングが嫌いな私は、買わない限り店なんぞあまり見ない主義だが、ああクリスマスってのはプレゼントしようよとか、プレゼントされるといいよ的なおせっかいなお誘い秋波がいつもより激しく強い。ウインドゥがここぞとばかりピカピカとしてるもんでつられて見てしまうのがいけない。猫に猫じゃらし状態で吸引されてしまう。
恋人とか、旦那とかに「アレがほしいのん♪」とか言ってみるようなのはここ十年以上経験してないしな。これに関してははてな内の非モテな方々も世の中のナニか不条理さ、もしくは神の沈黙をつくづく感じておられると思うが。どうよ?クリスマスっていらないよね。耶蘇的には前にも書いた通り、主の降誕を前にふさわしく身を正そうという、内省の時期だからこんな資本主義の魔手なんぞ関係ないはずなのよ。きっと。たぶん。

かくしてマッチを摺って夢見ているようなお気の毒な少女な気分に陥り、ボロボロの靴を見てため息ついたりしている按配だよ。下流人間の娯楽プレステ2すら買えねー。

アンデルセンって偉いね。ありゃクリスマスにおける普遍の心理を扱った童話だ罠。