捨て犬

昨日は捨て猫の話だったけど今日は捨て犬。それもミモザの母犬ケンがわが家に子供を捨てていったのだ。またかよ。
ここならご飯にありつけるだろうという母心なんだろうけど。いや困るよ。
一晩テラスで子犬(と言ってももう五ヶ月なのでわりと大きい)はしょんぼりしていた。ミモザもいっしょにいたがるので仕方なしにそのままにしといた。朝になってもいた。昼は暑くて可哀想なんで身体を洗って家に入れておいた。夕方日が陰ってから送り届けるつもり。

しかしこの犬の性格が良い。大人しくておっとりしている。ミモザと違いとにかくおっとり。ミモザより少しふわふわで小さい。顔はミモザにそっくりなんでミモザと間違えてしまうけど、微妙に体形がミモザは長いけどこの子はちんまい。
女の子なんでもらい手が無かったのか、最後まで残されたのが不思議。人見知りもしないんでミモザよりこの子のほうが飼いやすいかもしれないなどとミモザに失礼なことを考えてしまった。
誰かもらい手を探したいが、どうしようか。このままでは貰い手無き島犬同様、野垂れ死にが待っている。不憫だ。全然吠えないし、じっと我慢してるし、性格もよいし、言うところないぐらいよい子なんじゃがなぁ。
便宜上「萌え」ちゃんと呼んでいるんだけど、このおっとりわんこ島犬萌え(仮名)ちゃん。誰か貰ってくれんか?

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夕方萌え(仮名)ちゃんを送ってミモザの実家に行く。母犬ケンに引き渡した。ええ子やったなぁ。
しかしケンの家では萌え(仮名)ちゃんは「ケンイチ」と呼ばれていた。
母犬ケンは漢字で書くと「犬」要するに子供たちは犬一、犬二。
シンプルだなぁ。