デザイン業界ピンチ

▼編集機能、中国へ 日本の雑誌で動き盛ん 人件費安く日本語堪能
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/worldnews/12964/
【上海=前田徹】日本の雑誌出版の編集機能を人件費の安い中国で肩代わりさせる動きが加速している。日本語に堪能なことが必須のため日本留学帰りの多い上海が中心となっているが、最近は北京や大連、広州などにも編集拠点が広がっており、それだけ日本語が使える知的労働者が中国で増えていることの裏返しでもある。昨年の反日暴動後も日本企業の中国進出は増え続け、中国の民衆サイドではむしろ日本傾斜を深めている。
 こうした日本の雑誌の編集拠点の草分け的存在となったのが、上海市にある「上海初心商務諮詢有限公司」(張波社長)だ。コンピューター雑誌を主に出版する東京の中堅出版社が機材や資金の大半を提供して2002年5月に設立した。この中堅出版社は当初、簡単なレイアウトだけを中国側に依頼していたが、いまでは全体のレイアウトをする責任者とライター(記者)、営業員をのぞいてすべての編集とデザインは中国側で行われている。
 張社長によると、「日本人編集者1人を解雇すれば、こちらで8人雇える」という徹底したコストダウンがこうした日中合作の雑誌作りを生み出した。張社長は東京の印刷会社に勤めたことがあり、DTP(コンピューター机上出版)技術さえあれば中国の若い編集者でも十分こなせる自信があったようだ。
 つまりDTPの発達で雑誌編集もグローバル化が避けられなくなったともいえるが、もう一つ重要なのは日本語を扱える人材が上海に多かったことだ。張社長自身、日本留学帰りだが、日本側編集責任者と電話で打ち合わせし、レイアウト作成と校正を中国側スタッフに指示する責任者も日本留学帰りだ。
 張社長は日中合作の雑誌作りの将来性に目をつけ、この合弁会社とは別に自らの出版印刷会社を始め、いまでは日本の老舗出版社の有名月刊誌の編集をも手がけるほどになっている。また、日本の地下鉄駅などで配布されるフリーペーパーなども手がけているそうだ。
 こうした成功に日本の大手、中堅の出版社が同様の中国の代理編集会社設立を目指しており、すでに上海では3社、上海郊外にもかなり大がかりな日本の雑誌専門の会社が生まれた。張社長によると、このほか北京、大連、広州にも同じような会社ができたという。

デザイナーや編集者の仕事は日本ではなくなるということか?
中国にこのように雇用を移転することで日本の失業者がまた増える。安い人件費で雇える土地で雇い、日本の失業者からは仕事がどんどんなくなっていく。コストダウンはこのような構造に支えられているというわけだな。

切られた多くの失業者は中国における下流層のごとき生活を強いられ、しかし日本は生活物価が異常に高いので飢え死にし、一部のトップのみが隣国の安い労働者を使うことで潤うという光景がグローバル化ということだよ。


どうりでイラスト関係の仕事も減ってるわけだな。回りの同業者がみんな嘆いている。なんせコストダウン化で真っ先に切られる部門だもんよ。友人のデザイナーもフリーの写真とか使ってるからな。イラストレーターや写真家に新たに発注する予算がないみたいだし。


飢え死ぬ前に早死にしたいなどと最近思うよ。なもんで健康管理にはまったく興味がねぇ。50になったら死ぬのが一番だ。その頃には目も悪くなって今以上に絵をかけなくなるかもしれないし。生きている意味なんかねぇな。


うーん。こんな暗いニュースを聞いたもんで上記のごとくすごく悲劇的な気分になったぞ。ムカつくなぁ。精神的によろしくない。こういう時は八つ当たりだ。

この売国奴な雑誌社は何処のどいつだ?名を名乗れ!!!
ここの社員は全員年金倍額払え!もしくは重税を課してやれ!!くそ!


にしてもデザインというのは知的な要素で、ないがしろにしちゃいけない部門だよ。でも日本ってのはそういう視覚的な美にものすごく疎くて軽んじているんでこういう結果になるんだな。
さっきもNHKで、「タダで若い人に壁画を描いてもらった」とかやっていたけど、絵を描くというニーズの場には大抵子供の絵とか素人の絵が幅をきかせているし、金を出すってことを忌避する。

にしても例えば展覧会なんかすると半年分の労働がまったく無報酬状態な世界。(絵なんて買う人はまずほとんどいないからね。そんな余裕ないだろうし。)で、上記のように数少ない仕事が発生しそうな場ですら素人が出張ってくる。商売となるはずの商業美術の世界であるエディトリアルデザインも最近は素人がフォトショやイラストレーターなんか扱えるんで専門家の仕事を奪っていたりする。正直素人がやったものなんかダサくて詰めが甘いんですぐわかるんだけど。
最近、本屋に並ぶ書籍の表紙がしょうもないのが多いのはそういう性なのか?とにかくコストダウン化の波が本屋にいるとあきらかに感じるよ。
それに加えて今度は中国人デザイナーか・・・・。

日本における視覚伝達系の世界はますますやせ細りそうだな。日本の出版界はライターだけでなくデザイナーも雑誌の売り上げに貢献してきたということを忘れている。


そんな浪花節ネオリベグローバル化の前には空しいだけなのかもね。知り合いのデザイナーや編集者さんたちが心配であるよ。

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しかし、靖国反対とか9条がどうたらとかにこだわって、中国様を怒らせちゃいけない仲良くやろう。と言っている人々がいるけど、実は小泉流ネオリベな人々のほうがはるかに中国様とその人民達に貢献しているという事実が上記のニュースだな。
中国様の人民に雇用を生み出し中国経済を支えているのはネオリベ君だったりするわけですよ。


わたくしはエゴイストなんで中国様に仕事を盗られるのはいやんとか思うので小泉流ネオリベにどーも上記のように懐疑的なんですが、それ以上にもうなんだか今更的な靖国反対とか言ってる人にはもっと懐疑的だったり。だって中国様のお偉いさんが「あれは中国人民の不満をそらす為のえさ」などといってるもんよ。(北京で師匠が聞いた実話)
中国のお偉いさんはもっと実際的で賢い。