パリが燃えている

雇用不安定への学生の抗議行動が過激になってきたらしいですね。昨年の移民2世、3世の「暴動」時の、よーするに実は日本の珍走団の正月恒例の集団暴走行為みたいなアレが今回もですか。今度は主体は大学生で、デモ便乗珍走行動か?中世の「不良学生」というのは乱暴者で有名だったらしく、市民は学生を恐れたりしたそうですが、なんというか伝統芸ですね。どんな立場でも、どんな時代でも、「若い」がもたらす暴力行為は克服出来ないのか。あるいはフランス革命の時も民衆が暴徒化してとんでもな状況になったわけで、時代がそういう行為はよろしくないと概ねの人が合意しているような時代にも、やはりこういう現象が生じるというのは、人間の本性にあるどうしようもなさというのがなかなか克服しきれないということでもあるんでしょうか。
フランスの雇用問題については結局よくはわからないのでなんともいいようはありませんし、フランス在住の方々が周りに異常に多いのでその方達のぶろぐ等を読んで、ふんふん。などと勉強しているだけです。翻って、はからずもニートにならざるを得ない、就職先無き若者たちの多い日本では、現代の若い人たちの元気がないのも気になります。しかし「プロレタリアートの味方」であるはずの日本の左翼はニート問題解決のデモはあまりしないなぁ。9条とか、平和デモとかはするのに。
わたしゃ現代日本ニートでお困りの若者たちを心配するよ。明日を担う人々のはずなのに、ニートは自己責任的に言われて見捨てられている気もする。他にも職についてはいても派遣で働かざるを得ない職のない人々とか、不安だろうなと思うのです。