エチゼンクラゲ

木走さんのところで越前クラゲの話が出ていた。
こんなお話↓

http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20051024エチゼンクラゲと呼ばないで」…福井県が要望
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051021i107.htm
日本各地の沿岸に漂着し、大きな漁業被害をもたらしているエチゼン
クラゲについて、福井県は漁協などの関係機関に対し、「大型クラゲ」
と呼び換えるよう、要望している。

 「福井が発生地と誤解され、イメージダウンにつながる」(県水産課)
からだ。水産庁などの文書では呼び換えを始めたが、マスコミでは相変
わらず、「エチゼン」が主流。同県ではエチゼンガニ(ズワイガニ)な
ど「越前」にちなんだ農水産物は少なくないが、クラゲに限ってはあり
がたくない“冠名(かんむりめい)”に苦労する日が続きそうだ。

そりゃあ地元の名前をつけられたくないよねぇ。

このエチゼンクラゲ、先だっての海上保安庁の集まりに江ノ島水族館の館長さんがいらしていた。水族館ではこのエチゼンクラゲを飼育しようと試みてはいるものの失敗に終わってしまうそうだ。大量にいて迷惑かけまくりのこの巨大クラゲは実はデリケートな存在であったのだ。館長さんの話ではこれらのクラゲは水質が汚れたときに大量に発生し、その水を浄化し続けながら漂い、一生を終えるのだそうで悪者にするにはあまりにもけなげな存在でもあるのだそうだ。海の浄化に欠かせない大切な存在だということである。さしずめウイルスに対し抵抗を示すキラー細胞みたいなもんだろう。

つまりこれらの大量発生はそれだけ発生元といわれる中国沿岸部の水質汚染が異常であるということの証でもある。

福井の皆様が「エチゼンクラゲ」という名を嫌がっているので、木走さんのところで・・・

超弩級中国的生物兵器海月1号」

・・・・・・・・・と名づけてみたが、木走さんには不評であった。

中国様的には、海月を大量発生させ、日本海沿岸部の漁師達に打撃を与え、海での覇者ぶりを誇示すると同時に、ガス田界隈にうろつかれないけん制にもなるだろう。場合によっては海月の性で魚を食えなくなった日本民族が中国様の魚を買うのでうはうは。とか、もっと違う場面では、魚が食えなくてイライラし、ついに切れまくった日本が中国宣戦布告をしてきて、ここぞとばかりに日本にミサイルを撃ち込み、日本制圧・・・・国際的に非難されない日本占領の口実となる。
・・・という、恐ろしい兵器かもしれないよ〜。

まぁ、くだらない妄想はさておき、中国の環境汚染問題は深刻なので先進諸国は協力して解決に臨んだ方がいいとおもいますよ。あんな汚染環境で生きなきゃいけない中国人民もかなり気の毒だよ。

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木走さんが早速、エチゼンクラゲと環境問題について取り上げてくださいました。
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20051025
様々なマスコミの関連記事を紹介しております。

中国や韓国のゴミ問題、特に中国の汚染などは、多くの国が国境を越えて協力し合い、初めて実現するのだとわたくしも思います。高度経済成長に伴う公害。わが国は多くの悲惨な被害者を生み出した時代もあります。このように紆余曲折しながら克服してきたわが国はじめ、同じ体験を克服してきた先進諸国のノウハウを生かし、現在、高度経済成長のひずみに苦しむ隣国の窮状を共に克服するのは大切だと思います。
まぁ、とりあえず海岸のゴミは持ち帰ろうね。あと海にテレビや冷蔵庫は捨てないでね。

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uumin3さんも取り上げてくださいました。

http://d.hatena.ne.jp/uumin3/20051025
あ:出てきちゃだめ!
男:やはりエチゼンクラゲにとり憑かれていたか… 渡しなさい、あんとにあん。
あ:いや! 何も悪いことしてない!
男:エチゼンクラゲとヒトとは同じ世界には住めないのだよ…
あ:ああっ。 お願い!殺さないで! お願い…(泣)

このネタ更に続く・・・
ネタの光景が一発でわかった自分が・・・_| ̄|○<しかもBGM付きで再現できるぞ。

「海月」は「水母」とも書きますね。
水の母。自らは流れに身を任せるしかない存在の、水を浄化し続ける彼らのそれはまさに母なる海の意志の反映でもあると思えます。

大海嘯だったのか。そうか。

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カトリックではマリアを喩えて「海の星」という。特に海へと漕ぎ出していったスペインには海の聖母マリアにささげた教会もあるように、海とマリアは密接にある。マリーンという言葉もマリノスという言葉もマリアからの派生言語である。フランスのサン・マリード・ラ・メールにはここに三人のマリア(聖母マリアマグダラのマリア・他一名のマリア)がたどり着いたという伝承がある。(この伝承が聖杯伝説、テンプル騎士団の秘密に繋がり、最終的にダヴィンチ・コードのネタとなったのだな)

これらはおそらく異教的な海を母とする信仰の流れがあり、こういう傾向は西洋だけではなく、東洋の媽祖信仰や日本における観音などにも見られる現象である。水は女性原理と結びつき、豊穣を意味する。

ま・・海の星というと、ヒトデに相当しますけれどね。中国ではこれを食べます。知り合いが向こうで食べて熱を出して酷い目にあっていた。エチゼ・・・いや、超弩(略)1号も食べるようです。

◇◇
上記の記述に突込みが入ったですよ。
「マリーンとマリノスはマリアと関係がないというか、語源じゃないぎゃ。マリアとマーレ(海)の語呂あわせだぎゃ。」だそうです。以前何かで読んだネタでへぇ〜〜などと覚えていたんですが、突っ込みいれてくれたのは学者さんなので、そっちが正しいと思います。
ガセか・・・_| ̄|○<ずっと信じていたよ・・・。
木走さん>すみません。そういうことでした。