塩野七生さんの本をなんとなく漫然と読んでいた。
そこにヴェネチアの情報収集の高さについて書かれていた。当時最大の貿易国でもありよく敵対もしたトルコのスルタンのハーレムの情報などまで事細かに報告されたらしい。ゴシップも政治情報には重要だったのか。なるほど。
以前、文芸春秋誌に出ていた記事、昭和天皇が戦後バチカンとの外交を望んだのはそのバチカンの情報収集の高さに着目してとのことだが、昭和天皇も情報の大切さに知悉していた点でやはりなかなかの政治的な頭脳の持ち主であったかもしれないなどと思う。
中国は華僑ネットワークを持ち、これまたなかなかの情報収集力を保持していると思われるので侮れない。対中国外交にはそれなりに気を使わないといけないと思うよなぁ。と改めて思ったりした。