本日の恐怖

ヨーロッパ中世をまさに暗黒に突き落としたペスト。とんでもなく恐ろしい伝染病。ボッカチオの「デカメロン」はこのペストの災いから逃れた10人の男女が10日間、毎日一つのテーマで10個の話をしてゆくという形式の物語だ。要するに避難したはいいけど、すこぶる退屈なのでワイドショーのごときネタ話をそれぞれが分かち合うというもので、隣人達の馬鹿話とか、お涙頂戴ネタとか盛りだくさんである。面白い。
フィレンツェをこよなく愛し、フィレンツェについての記録を事細かに(かなりの誇張を込めて)書いた「年代記」で有名なフィレンツェの大商人ジョヴァンニ・ヴィラーニはペストのことに言及しようとしたところで絶筆。ペストで死んだ。

大紀元時報
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/09/html/d85668.html
中国当局、ペスト発生を認める
【大紀元日本9月25日】中共衛生部は8月31日、全国ペスト疫病防止と治療について
テレビ会議を開き、ペスト疫病の蔓延を防ぐようと要求した。当局がペストの発生
を認めたと同時期、6月と7月に四川省で発生しているブタ感染病は、ペストと低出
血性のエボラ出血熱によるものだという説が中国大陸のネットで広がっている。

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法輪功の機関紙と噂される「大紀元時報」であるが、中国様のネタはなんでも書く。ひたすら中国様を攻撃し続ける「大紀元」。だから眉につばをつけながら楽しむニュース集ではありますが、これが本当なら怖いよ。