郵政民営化

連日テレビでそういう模様が流れてくるが、郵政民営化についての特別委員会の会長に父の友人がなっているので父がニュースをよく見る。よく見るのはいいんだがテレビのコメンテーターが薄っぺらなことを言うたびにテレビに向かって怒鳴り散らすので、気が気でない。関西人なのでテレビに突っ込みを入れるのは常なんだが、昨今は道路公団の問題等、父を怒らせるネタが多すぎて大変である。いつ脳みその血管が切れるか不安だ。ただでさえアルツハイマーの傾向があると医者に言われて脳神経外科に通っているの状態なので、不安だ。
しかし郵政民営化に関してはよく分からん。ただ、何かよくないものな気がする。与論のような過疎地の人々は当然反対している。どうも私のような貧乏人に冷たい政策が立て続けにおきているので不信感がある。だけどケーザイには疎く、よく分からないのでなんともいえない。
ただ、解散総選挙を盾に脅すのはよくないと思うよ。ほんとに。

ところで木走さんのところで知ったんだけどこれは笑えた。
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20050807

解散翻意迫る森氏、首相は耳貸さず 「おれの信念だ」
http://www.asahi.com/politics/update/0806/004.html 

何が笑えるかと申しますとここ↓

6日夜、首相公邸。森氏にすれば、最後の談判だった。すしでも取ってくれるだ
ろうし、2人でゆっくり話しあおう。そう思って足を運んだ森氏だが、首相が差
し出したのは缶ビール10本。さかなは「これしかないんだよ」というひからび
たチーズとサーモンだった。

10本のビールも尽きていく。「変人以上だよ」とあきれる森氏に、首相は「そ
うだ。それでいい」。おれは非情なんだ、とも首相は言った。別れ際、「可決し
たらごちそうします」という首相に、今度は森氏が「食べたくもない。メシくら
い自分で食う」。

「おれに対して、こんな対応ですよ。さじ投げたな。私に何をしろって言うの。
解散阻止なんかできないでしょ」。会談後、森氏は記者団にチーズのかけらやビ
ールの缶を見せながら、「かむんだけど、硬くてかめないんだよ」。手にした缶
はつぶれていた。

寿司を出されていたら何かが変わっていたのでしょうか?
神父も独身でかなり気が効かないけど、それでも人をもてなすときは気を使う。干からびて齧れないつまみは出さないが、小泉さんは神父以上な方のようです。森さん相手に大学生並のおもてなしという小泉さんってもしかしてかなり聖なる人(つまりぴよぴよ)なんじゃないか?ここでの相手が森さんというキャラ配置もすごく面白い。記者相手につまみの文句を垂れる森さんってなぁ。郵政民営化云々とか解散総選挙が云々とかそういうのは通り越して、なんか笑える記事でした。

◆・・・で、否決され、結局衆議院解散総選挙
なんかそういう流れになったみたい。郵政の問題はほんとによく分からないんですが、島のような過疎地にいると郵便局は重要な窓口です。島には都市銀行や全国ネットの銀行がないから銀行関連は本当に不便である。島に唯一ある奄美信用金庫なんて奄美諸島にしか通用しないよ。都会に出たら手数料取られるし馬鹿みたいだから、郵便局の口座を開設した。郵便局のお陰で全国どこにいてもお金を出し入れできる。だからもし民営化されて「過疎地は採算合わないから」などと切られた日には目も当てられない。NTTも離島にはちと不親切だが、「島嶼部は除く」などと受けられないサービスが発生したりしたら嫌だ。輸送面に関してはクロネコヤマトが来るけど、郵便の力はやはり偉大。無視できない。システムが違うので使い分けているから色々助かる面も多い。やはり宅急便では不便なものもある。さらに色々な意味での窓口なので、税金もここに払う。東京にいてもそれが可能なので楽チンである。
・というわけで島の人は民営化には本当に不安を感じている。都会にいるとわからないほどの比重が郵便局にはあるんですね。
経済の活性化とか色々な面での諸問題があるようで実のところは民営化された方がいいのかもしれないが判らない。
実はうちの兄貴は悪名高い道路公団勤務だが、早くから民営化に賛成であった。今の談合問題などにも冷ややかだ。膿は出さないといけない。今までがおかしすぎたと客観的に見ている。(ただし猪瀬のような重箱の隅をつつくやり方には批判的、もっと突っ込みを入れるべきところはあるだろうと、猪瀬のおばさん臭いちまちました手法が男らしくなくて嫌いなんだそうだ。)郵政にもそういう問題があるのかもしれない。だけどよく分かりません。
選挙はいつになるんでしょうか?与論に帰っていないと参加できないなぁ・・・。
特定郵便局
こういう言葉をこの関連で初めて知りましたよ。なんでも世襲制だそうで。かつては有徳の士が自らの私財をなげうって郵便事業に協力した名残だそうですが、今や世襲化された不透明な運営となっているとのこと。こりゃぁまるでグレゴリオ改革前のカトリック教会のようだな。世襲で教会が運営されていったりする。そうすると膿も出てくる。大グレゴリオはそういう教会の私物化に怒って改革したわけだが、小泉さんは大グレゴリオとなるのか?
まだまだ「郵政民営化」については勉強が必要なようです。選挙までに知っておかないといけないなぁ・・・。