原爆記念日

今日は原爆記念日だそうで、そういう式典を朝からやっていたらしい。
核兵器というのはとにかく「ろくでもない兵器だな。」と思う。大量破壊の時代は近代以降に始まるなどとよくいわれる。ヨーロッパは焦土と化し、戦争に関係のない非戦闘員までも容易く殺戮できるというとんでもない様相にどんどんエスカレートしていった果てにあるのが核兵器というわけだが、戦争というと昔も「街一つ壊滅させた」とか、「女子供も容赦なく殺戮」とかあるわけで「核兵器」どころか、結局「戦争」という行為自体がほんとにロクでもないと思いますよ。まぁ当時の人にとっては回避したくとも回避できない苦汁というものもあったとは思いますので、それをもって「戦争をするやつは全て悪人」などというアホなことは申しませんが、「戦争」という存在そのものはやはりよくないものだと思うわけです。
原爆の痕跡を見るととにかく酷いの一言に尽きます。あんなものはこの地球上に二度と落としてはならないと思うのです。だから落としそうな国はなーんとなく警戒したくなりますねぇ・・。
ところで、この機会に以前ご紹介した胤森さんのブログをもう一度紹介しておきます。
広島で被爆し、復讐の為にアメリカに渡り、かの地で牧師となるも、差別と様々な苦労を体験した壮絶な胤森氏の物語は何度読んでもすごいなぁとおもいます。正直この手の体験本ってのは、私はどうも苦手なんですが、胤森氏のは英語もわからないのにアメリカに渡り、とんでもないどん底生活を波状攻撃で体験し、尚且つアメリカ人への復讐心でそれを乗り越えつつも、最終的に解脱するというか・・・、小説よりもすごい人生なので、読んでいて面白かった。常に前向きというか、しかもあらゆる物事に偽善でなく本音で(だから時にゴーマンとも言える考えで)ぶつかっていく辺りが、うひゃぁすごい変な人がいる!という感じで、私の「変な人(<誉め言葉)」リストに殿堂入りしてしまったという感じです。こういう天才的に強烈な変な人は尊敬してしまいます。
尚、有志の方がブログに訳された文をまとめた本もお出しになられたとかで、興味ある方はよろしくです。

『子供らは 世界みんなの 宝もの』〜鶴と蝶に導かれて〜
http://d.hatena.ne.jp/spi020815/20050118

出版された本については以下の日にちのエントリにあります。
学校や教会などに一冊いかがでしょうか?

http://d.hatena.ne.jp/spi020815/20050528