歯医者に行って神経抜かれて歯が痛い。
そのうえ出張疲れで死んでます。
でかい田舎の総合病院の建築現場を、調子に乗って全部回ったのがいけなかったのかな?エレベーターが動いてなかったのよ。9階層を行ったりきたり、手術室とか霊安室とか救急医療のお部屋とか新生児室とかなんだかよくわからない検査する部屋とか普通見れないとこまで全部見て面白かったんだけどね。で、「結石爆砕室」ってのがあった。つまり結石治療のための部屋ね。字面で見るとすごいよな。
最近の病院はよく出来ている。びっくりしました。
器はいいけど中身がどうよ?
医者は先生家業に胡坐をかいてちゃ駄目だけど、世の中はお医者さんを訴訟の対象とかにしないで大切にしないと。加減が難しいね。


出張先では面白いもの見たんで、あとで書きます。
でも今は超虚弱なわたくし的に、激しく死んでいるので、ぱそぱそはつらひでする。

新潟・カトリック新発田教会

仕事で新発田ってとこに行ってきました。
なんか典型的な地方都市。シャッター街が寂しい地方都市。回りは田んぼ。自然がいっぱい。産業はしょぼんだけど農業は頑張ってる。ここはくいっぱぐれないよな〜な感じ。
まぁうちの島より都会だけどね。人口9万人とか。うちの島の18倍。


そういう地方都市なので、地方財政破綻とか都市部と格差がどんどん激しくなる中で自立するにはどうしたらいいのか?ということを探っているようです。「観光」という観点からしてもお隣の村上と違ってどうにも中途半端な町並み。歴史は古いのだけど度重なる大火に見舞われるという不幸からあまり古いものは残っていない。しかし昭和の懐かしい原風景が今も残る所は多い。

その一つがカトリック新発田教会。ただ昭和な古さがいいというだけでなく、この教会はなんとあのフランク・ロイド・ライトの弟子のアントニン・レイモンドの設計による。建築家には涎物件だという。その性で遠くから建築家達が見に来るという隠れたスポットらしい。


日本のモダニズム建築史上重要な人物でもあり、多くの建築を日本に残している。カトリックギョーカイ関連では目黒アンセルモ教会、軽井沢聖パウロ教会、南山大学等、見たことあるよね物件。


教会は派手な建築ではないけど、シンプルな中で祈るという目的に特化された静かな空間を作っている。集中バシリカ様式と申しますか。木組みを大胆に露出し、素材をそのまま生かした内装。レンガと木、コンクリートという素材をそのまま生かすという方法論が質素ながら静謐な空間を作り出している。なんせカトリックは予算がない。そういうわけでステンドグラスは用いることが出来ず代わりにレイモンド夫人が自ら切り抜いたデザインされた和紙を窓ガラスに貼り付けるという和製ステンドグラスを用いていて、それがかえってよい効果をもたらしている。


で、まぁスンバらしい教会だというので見物に行ったら丁度ミサをしていた。ちょうど説教中で後ろから覗かせていただきますよ。と見ていたらこわもてなおっさん信者が出てきて、いきなり教会の説明とか、この教会の敷地を横切って道路を通す計画があること批判を演説し始めた。なんでも市会議員だそうで・・ミサはいいのか?おっさん?!
結局おっさんはミサが終わるまで外で我々一行の相手をしていた。わたくしはこっそりおっさんご一行から抜け出し、ミサに出て聖体拝領までしてもらいましたけどね。ごめんなさい。親切な市会議員のおじさん。


しかし、乱暴な都市計画は酷い。
なんせ実態も見ずにいきなり地図のど真ん中にこういう幹線道路通そうぜってな計画だったらしい。おっさんが怒るのも無理はない。カトリック信者だからというだけでなくこの文化財新発田市のみならず日本、或いは世界的にも重要な建築だということ。つまり建築史上重要なことだと判ってるのか?ということで。
案の定「この建築物を残してくれ」という建築学会関連からの要請も起き、更になんやわからんけど建築ギョーカイが賞まで出している。
そういうことだけでなく、周りの住宅も無理やり立ち退きで気の毒な状態。風景を乱暴に切り取るような都市計画ってどうよ?
幸い、多くの人の要望で景観を損ねないようにしようと動き始めたらしい。市会議員のおっさんも頑張ってるみたいです。


どうも日本は車社会に向かない土地まで車社会に無理やりして風景が地方都市も単一化している。私は車に乗らないもんで、この手の車社会がどうも嫌いなんですが。地方の大規模ショッピングセンターとかダサいし、同じものしか売ってないし。


新発田市もそうした大規模ショッピングセンターのお陰で街の中心だった商店街が過疎化しシャッター街に変容し、どうしようもなく醜い光景を晒す羽目になりつつある。こういう光景が日本中いたるところにある。チェーン店のショッピングセンターが最終的に地方の商業を衰退させているようで。自立しろという前に搾取されているようじゃぁねぇ。などと思ってしまいましたよ。


とにかく新発田カトリック教会建築はすこぶるつきに珠玉の教会だった。大切にして欲しいです。


この教会の司祭館もレイモンドさんの作品。予算がまったくない中で頭をひねくって作った作品らしく、壁はなんとベニヤ板そのまま。そのベニヤ素材を生かすためになされている気遣いがなんとなく面白い。梁のでこぼこに合わせてカットしてあったり。ふすまのデザインもよい。雪国で耐えうるために張りや基礎はしっかりと作ってある。柱の太さもすごいのだけど間はベニヤってのがね。面白いですね。質実剛健の典型です。
しかも原始的な床暖房なつくりなのも面白いです。ライトの住宅建築を思い出します。実用を重んじた作品になっていました。
若い神父様がそこで生活なさっておられるようです。いいなぁ。


そのあと、オニハスの咲く潟を見に行き、その後村上にいく。村上という街は昔の京都の外れみたいな町で古いものを大切にしている。寺町があり、谷中にも似ている。この街を再生するべく街の人たちが行政の力を借りずに自力で様々な工夫をして、そのお陰で観光客がおとづれるようになった。祭りを大切にし、伝統を大切にし、古い町屋を壊さず再生、再現している。そのお陰かしっとりとしたいい町並みになった。地方都市が自立する為のアイディアとして、村上市の取った手法を参考にするのがよいかも。


案内してくれたのは新発田のアーチストで写真館を経営している一家。これまたすごく古いつくりでノスタルジア。まるで千と千尋のセットみたいな、雑多な浪漫風。彼が撮った写真館の記録映像を見せてもらいましたが、なかなかよかった。写真館4世代にわたる記録を写真を通じて見せてくれるものでそれはそのまま日本の近代から現代の記録になっている。興味ある方は是非行ってくださいです。
吉原写真館というとこです。


◆◆
・・・・で、その後日本海を見せてくれるってんで海岸沿いの道を延々行ったんだけど車に酔ってしまい具合が悪くなってしまいました。その性で昨日と今日も調子が悪かったという塩梅です。いやぁねぇ。


日本海は水が綺麗というけどうちの島のほうが綺麗だった。
でもかっこよかった。

ニュースあれこれ

なんかしんどい。冥土な友人がどうした?と心配してるんで申し訳ない。
すっきりしないのがやだなぁ。頭が痛いし。歯も痛いし。眠いし。
仕事だらだら。やる気なし。
結局一日寝ていた。
たぶん台風が近づいていて低気圧だからかもしれない。
もともとそういう猪口才な肉体だからな。しょうがない罠。
晴れたら戻るさね。

◆東京停電
昨日は寝ている間に停電があったらしい。
島では二日間丸々停電というのがあったなぁ。エレベーターに数時間閉じ込められるとかありえないからいいけど医療は困るよね。島では各家庭も自家発電してる家が多いけど。
送電線が一箇所引っかかっただけで停電って脆弱。二つの線が同じトコを通ってるらしい。別な箇所にも通したほうがいいんでないか?と思うのは素人考えかな?
テロルな皆様にとっては楽な作業だね。


◆小泉さん参拝
靖国は宗教問題だな。
個人的に宗教法人に参るんならいいじゃんか。一宗教施設が国営とか国家的義務として条文に盛り込まれたりするならちょいとナニだけど。つまり日本にとって政治と宗教の関係性をもっとどうするかという話し合いはする必要はあるかもしれない。
でも、これは内政問題であるし「政教分離」とはナニか?という問題であって、他国の感情がどうたらってそんな精神論でどうかするのは国政としてはあまりよくないんじゃないか?駄々コネ得とか。
あと、誰を合祀するかというのは宗教法人たる靖国神社の内部の問題であると思う。
国家が一宗教に必要以上に口出しをするとか動かすというのはそれはそれで怖い気がする。

こういう発想ってどうもわたくしが耶蘇で、どこかで他人事的に見るからなのかいな?他宗教についてはどうしても強くいえんのよ。

で、NHKで戦争ネタやってるけどどうなんだろ?
中国様が「日本人は謝罪しても心のうちはどう思ってるのか?少しでも反省しないやつがいるのはおかしかないか?」などといってるようじゃが、心の内面までコントロールするってのは全体主義だよ。怖いね。


たしかにあの戦争は反省点が多杉。それに中国は好きな国だし仲良くしたい。けど内面の考え方まで中国主体でコントロールしようとするその手法は怖い。

◆英国テロ未遂
なんやよくわからんのやけど、テロのせいでコンタクトレンズの保存液とか目薬とかも駄目とか。えええ?欧州行くとき死活問題になるんだけどさ。目が悪いから。乾燥するから目薬必要だし。コンタクトじゃないと見えないんだけどずっとしてるわけにいかないし。これじゃぁ欧州行くのはもう嫌だよ。困ったもんだ。超ムカつく。


・・・・というわけでテロするヤツは即死刑だ。もうね。「弱者の戦い」とか同情しないよ。凶暴罪でもなんでも駆使してテロルをやりそうな潜在的な人間は即死刑な。お前ら迷惑すぎ!!!!ナニが液体爆弾だ。一般市民巻き込むんじゃねぇ!糞が!


・・・・とか、ちょっと怒ってしまっただよ。
怒ったらすっきりしただよ。なんかねぇ、どうにかならんもんですか。イスラエルやらアメリカやらのごり押しももっとムカつくがなぁ。どっちもどっちでな。

時事ねたはこの辺で。

靖国続き・メモ

靖国の神学的問題と、戦争への反省という内面と、外交という問題はなんだか分けて論じないとめんどくさいことになると思う。

・誰を祀るか?は靖国の神学的問題。靖国の神学ってのは靖国がこれからもっと対外的にきちんと説明できるように考えることだろうけど。耶蘇で部外者の私が口出しできないや。

靖国行ったからって「前の戦争を反省していないヤツ」とは限らないよな。靖国反対という立場でも、先の戦争を当時の日本の政治家の問題だと他人事に考えている人間のほうが怖い。反省していない人ということになる。民主国家というのは国民の個々に責任がある。なもんで、我々もまた未来に同じことをするかもしれない潜在的な「自分」の内面を見つめるほうが大切だと思う。

・外交はまぁ駆け引きで、中国としては日本が動揺するから靖国をつついているに過ぎない。中国としては「靖国つつき」は有効な戦略。当然突いてくる。私だって中国様ならそうする。戦略的にもっとも楽。日本いじりで己の立場を優位に置く。中国の内政的にも有効。わかりやすい仮想的を押さえ込むことで中国国民の不満をそらすことも出来るし。

・戦争は精神論で行うもんじゃない。利害、功利で行うものだからな。「感情を逆なで」等は功利目的を隠す為の言い訳に使われるだろうけど。戦争を正当化するために神を持ち出すのと同じ。
で、「中国と戦争」なんてもっともリスクが大きいだけで、互いになんの益もないと思う。

カナのピンチ

カナの調子が悪い。
先日から下痢気味だったのが、なんだか血便が出た。うへ。
先週から母が何故か「カナが死ぬ夢」を見るという。縁起でもない。単に母の杞憂が形になっただけだと思ってるけど。なんか気分悪い。
明日医者に連れて行く。
主人たるわたくしの調子が悪いのでカナまで悪くなったのかにょ?
犬は主人の身代わりになるなどという。
冗談じゃぁないのでわたくしも健康に留意しないと。