CNNがすごいことになっている

ネット社会が発達してくると色々な人が参入してきて、オンライン上のバトルも色々なのがありますが、議論と呼ぶに値しない、そもそものネタなどどっかに行ってしまったバトルってのは多く見ます。特に不特定多数の人が発言可能なコミュニティ関係では「対話」よりもバトルの方が盛り上がってしまうという、人間本性とは祭りが好き。的な状況を観察することが出来ますね。
また、このようなブログなどを開設などしてみると、エントリと関係ないことをコメント欄で延々書き続けるトンでも君とか、電波としか思えないつぶやきを付けて去っていく人、議論しているうちに「恨」のスイッチが入ってしまいダークサイドに堕ちてしまう人、プライバシーを公開しまくる犯罪君、イナゴとか、ネットストーカーとか、殺人予告とか、まぁネットの闇社会がどうたらなどとマスコミに書かれてしまうような御仁や、現象に出くわすことが予測されます。

まぁ、このようなことは言論世界の素人、つまり大衆によって任される自発的文化の宿命として、仕方がないのかもしれません。マスメディアと違って、言論世界の素人が蠢くからこそのダイナミズムというものもあるのでしょう。そういう側面こそがネットの命でもあるのかもしれません。

しかしかような魑魅魍魎が徘徊するネット世界では、結局サバイブしていく能力を身に付けないと、面倒くさいし、大変。
そういうわけでトラブル対等としては・・・
・無視する。相手にしない。
mixiなどのような知り合いばかりのタコ壺村社会閉空間に篭る。
・コメント欄、TB欄を封鎖する。
・てきとーな返事を書いてあしらう。
・褒め殺す。(使い方を誤ると好かれて粘着されるかもしれない危険性あり)
・・・など、普通はそういう形で回避するしかないわけです。finalventさんのように律義に丁寧にコメントを返す人はなかなかいません。凡人には出来ないです。そういうわけでうっかりマジに相手にしてしまうと、時間とリソースの無駄としか思えない不毛なログが増える一方となり、しまいには馬鹿が感染って、己自身がダークサイドに堕ちてしまう危険すらあります。


で、本日のこれ↓
一日一チベットリンク運動/Eyes on Tibet
○木走日記
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20080417/1208409343
■この先が楽しみなアメリカCNNと中国政府の泥仕合

え〜。前ふりが長かったのは、CNNと中国政府のやり取りがどー見てもネット上の劣化した議論のアレみたいだったからなんですわ。
CNNの煽りがすごいというか、2ちゃんねるの人を馬鹿にしきったクマが「あーばばばばばば」とかやってるアスキーアートを思い出してしまうような対応。そしてそれにまんまとクマーと引っ掛かっていく中国。

マスメディアが、大衆ネットのダークサイドをなぞっている現象ですが、それをやってるのがCNNってのがなんというか、すごいというか、おい、どうした?
チベット問題絡みでは欧米の人権屋さんも、相当アレな感じで、聖火リレー妨害も、ネラーの祭り状態でしたが、今度はクマーだし。対象となっている中国政府自身が今までにないほどのDQNな反応をしていた為に馬鹿が染りはじめてしまったようです。中国4000年の歴史で作り出された、鳥インフルエンザより、SARSより怖い、メディアに対する馬鹿ウイルスが発動されているのかもしれないですよ。モンティ・パイソンのネタみたいだ。
まぁ、馬鹿には馬鹿で返すという高等戦術かもしれないが・・マス媒体でそれやるってすごくないか?

どうも今回はちべヲチではなく、CNNヲチになってしまいました。

いや、すげーもん見ちゃったな。

■■
このように西側マスメディアによる中国バッシングが激しくなってきたわけですが、かつての日本のバッシングの光景とどこかが違う。やはりネットという存在の有無が大きいのかもしれません。バッシングを重ねれば重ねるほど中国人は孤立感を深め、より悪い方向、つまり排外的ナショナリズムに向かっていってしまうだろうと。憂慮してしまいます。
○ Baatarismの溜息通信
http://d.hatena.ne.jp/Baatarism/20080415/1208231561
■2008年の中国と1938年の日本

中国国内でも冷静になろうよと呼びかける気骨のあるメディア言論人がいるようです。言論の自由という問題を突きつけられている中で、そしてあきらかな制約が前提の世界で考えようと言ってるわけですが、やはりなかなか理解してもらえないようです。上記のブログではコメント欄も含めて面白い話が為されています。