大王オタキング怒る - あんとに庵◆備忘録

大王様がお怒りあそばしておられる。

▼アイデアに著作権なし……それでも「いいめもダイエット」サービス停止
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0710/16/news008.html
　「いいめもダイエット」が10月17日にサービスを停止する。いいめもプロジェクトが開発ブログで明らかにした。書籍「いつまでもデブと思うなよ」の著者である岡田斗司夫氏が、いいめもダイエットに対して「著作の核心と同一ですので、著作権の侵害に当たる可能性が極めて高いと思います」と主張したためだ。
　いいめもダイエットは、「食べたもの」と「カロリー」を書いたメールを専用メールアドレス「 d@ememo.jp 」に送信すると、ダイエット記録の一覧にまとめてくれるサービス。「いいめもおこづかい帳」に続く、いいめもプロジェクトの第2弾で、岡田氏の著作で紹介している「レコーディング・ダイエットに使いたい」という利用者の意見を元に開発したという。
このいいめもダイエットに対して、岡田氏からクレームが入った。いいめもプロジェクトの開発ブログによると、岡田氏は「記録をしてダイエットに結びつけるという発想は、私の著作からスタートしていますので、見た目上はただの記録するのに便利なものですが、それをダイエットに結びつけているという点で言えば、私の著作の核心と同一ですので、著作権の侵害に当たる可能性が極めて高いと思います」などと指摘。サービスの停止を求めたという。

え？こんな便利な機能あったら使いたかったんですけど？？？
大王は同じもので商売でも始めようと思ったのかな？

んでも「発想」に著作権ってどうよ？
それってば、芸術や文化を衰退させる発想だよ。というか「発想に著作権発動しますよ」という発想をした言論者が出てきたら「その発想は俺様の特権だ」とクレームつけるのかにょぉ？

・・というのは冗談だけど、「食ったもんをメモ」ってのは他でもあったんじゃないか？ダイエット世界を知らないんだけど、病気で食事療法する人は食べたもんメモを常にしたりしてるし。昔、血液検査の結果何故か中性脂肪が多いようなんで栄養士に言ったら「食べたもんメモをつけて下さい。なにが偏っているか診断します。毎日、口にしたものを全部書くように」と言われた。ダイエットしてるおっさんなんかもそうしてた。「食ったモンをメモする」ってのは昔から一応ある。

大王の著作を読む限り、著作のキモは「メモをつけるから痩せる」ではなく「メモをつける己の内面」のプロセスであって、大王がそのプロセスで発見したお言葉の数々なんではないか？？？それは本を読まんと解らんでしょ。ただ漫然とメモしていたって大王様の最終形に到達できないことは読めばわかるわけで。ゆえに著作の障害にもならんと思うんだけど。どうなんでしょ？。（因みにもう一つのキモはオタクとダイエット組み合わせの衝撃性だけど。）

なんか大王様はオタク世界を見棄ててダイエット市場商売に乗り出そうとしておられたのかな。確かに永遠にニーズのありそうな世界である
因みに大王様の臣下となったわたくしめは、大王様のご神託に従い、とりあえず「数ヶ月は食事制限せず、食事慣習も変えずにただひたすら毎日メモれ」を行っているが、昨日、体重計に乗ったら、２K増えていた。変動相場性肉体なので同じ値を行ったり来たりするだけである。（まぁ、極端な肥満状態から一週間で１キロ減だそうなんで、スタートラインが違いすぎるしな。）つまり漫然とメモっていても痩せるわけでもないのだ。重要なのはプロセス。新興宗教的な自己啓発プロセスざんしょ。

ところで、記事をも一回見直したけど

いいめもダイエット側の“落ち度”を指摘するとすれば、「サービスの宣伝のために氏名や著書を無断で利用した」と岡田氏に思われてもしかたなかったこと。いいめもダイエットのプレスリリースに記載していた岡田氏の氏名や著書について利用許可を事前に得られなかった。「開発中に岡田氏に許可をお願いしたが、公開までに許可の連絡がなかった」（いいめもプロジェクト）

たんなる食い物メモを岡田氏のプロセスに結び付けて許可なく宣伝した。という無断宣伝行為を訴えたほうがよかったと思う。

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今回の件に関していろんな人が書いているが・・・

○切り込み隊長ブログ
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2007/10/post_cd85.html

蜘蛛の糸の光景かぁ。いやコメント欄にいう通り、ビジュアル的に笑えるが、なるほど大王の主張する、デブはデブというそれをもってかように滑稽というか損であるという岡田「洗脳」を裏付けてるな。