後片づけ中

本日は家を洗っていた。潮っけになっていたので、すっきりした。
電話が未だ駄目。繋がったり繋がらなかったり。ネットも出来るときと出来ないときがあるですよ。

我が家と反対側の祖母がいる施設近くの墓地が悲惨だったらしい。高潮に襲われて墓地が無茶苦茶になったらしいです。
島は未だ土葬。数年前に火葬場が出来たので火葬も増えつつありますが、基本は土葬。仮葬をして、数年後に掘り出し、洗骨をしてのち、でかい骨壷に入れるというのが島の埋葬のお作法。骨壷は土中に埋め、蓋の部分は地上に出したままというやり方も多い。そもそも墓標を立てて地下に埋めるというやり方ではなく、常に壺の中にいる骨となった家人達と会えるようにしてあるのだな。
しかし今回の台風。その骨壷も、仮葬の土葬の遺体も容赦なくひっくり返し、墓地に骨がごちゃごちゃになって散乱してしまったらしい。洗骨を控えた方の家族としては困った自体。勝手に台風に洗骨されてしまっては困る。亡くなった家人への思いを改めて共有し。丁寧に一つ一つ洗っていくあの作業こそが島人にとって重要なのにだ。
島んちゅのD君が「今回の最大の被害は墓やられたことだよ・・・」と言っていたのが印象的だった。それくらいあの世とこの世を繋ぐ墓地の存在は島んちゅにとって大切だったりするのだと、改めて思った。
近所の墓地にも台風過ぎてすぐに、墓地を直しに来ていた家族がいた。