台風一過

やっと電気 と電話回線が通じました。24時間完全停電、30時間電話回線ネット回線不通という按配でしたね。

台風は夜中に暴風域を抜けたらしいです。午前中は強風圏に入ったままでしたが、前線が来た時のレベルになったので窓開けて空気入れ替え。庭の点検に出て見たら植木が無残なことに。根元から倒れたモンパの木とか、折れたクワズイモとか、根こそぎほおり出されて遠くに落ちてるハイビスカスとか。悲しいっす。特にハイビスカスは値の張りがイマイチな植物なのか、全滅。拾ってきて改めて植木鉢で育て直しです。あれだけ花を咲かせていた枝を剪定して根が張るまで大切にしてやらんといかん状態。結局、午前中はそういう植木整理してましたです。
家の前の海は未だ波が高く、濁り、風に煽られた波頭のうえを白いアジサシかなんかの鳥が風に身を任せながら、時おり海の中にダイブしてました。台風あとにしか狩ることが出来ない(゚д゚)ウマーなものがどうも海の中にあるらしい。近所の浜にいったら海岸には引き千切られた藻が沢山漂着していた。なまこなども打ち上げられていて、このままでは干からびて死んでしまうだろうにと思って拾っては海に返しておきましたよ。

今回の台風は南と東の風雨、波が強く、更に大潮ということもあり、我が家と反対側の海岸端に住む知人のS氏の安否を心配していた。電話が開通したので早速電話をしてみたらなんと家がぶっ壊れたそうだ。彼の家はコンクリ建築で丈夫なんだが、満潮時の高潮が襲ってきて海側の窓ガラスを破壊し、一階が壊滅状態になったらしいです。「いやぁ、俺、全国放送で流れた避難民になっちゃったよ」などとおっしゃっていたが、お気持ち的には_| ̄|○な状態だと思います。泣)彼はビンテージのギターとか、大量に所持していて、それは無事だったとのこと。よかったです。これがもし台風が太平洋側を通っていたら勢力が一番強い時に西風になるんで、我が家だって、もしかしたらどうなっていたかですよ。
また南の海岸の港では漁船が折れて粉砕されているらしいとか、色々被害状況が聞こえてきています。

さて、皆様には色々御心配おかけしておりました。
なんせ電気がないって超暇。テレビは映らんのは当然。ラジオはうちの家の立地の所為かコンクリ建築だからかラジオがしょぼい所為なのか、とにかく繋がらず。唯一繋がったのは超軽なDJがJーPOPかけてるムカツク番組。ネットも当然電気が来なきゃ出来ない。ケータイ以外のメディアがない。充電池買っておかなかったらマジ、情報なしの孤立状態でしたよ。友人に電話しては台風の進捗状況を聞いてました。それとここでコメントくださった皆様の言葉は孤立した状態で心強かったです。有り難うございました。

しかしなぁ、「鹿児島」ってマジ使えないと今回しみじみ思いました。
暴風域が目前に近づいた時点で沖縄NHKでは早々と緊急報道体制(常に台風情報が流れる画面に切り替えた)に入っていたし、沖縄気象台は警戒警報を早めに出して警戒を呼びかけていたが、鹿児島NHKはこっちが暴風域に入るかもしれない、既に強風域には入っているよな状態の夜中でも相撲番組の再放送とか流してるだけ。台風情報なし。鹿児島気象台もうちから見える伊平屋島では高潮警報が出ているのに、こっちは高潮注意報だけ。更新も沖縄は頻繁に行っているのに、全然更新しない。もう使えないもいいところである。結局沖縄気象台の情報を見て、テレビも沖縄放送見てましたよ。んで、やっと電気が通じてテレビを点けたら、鹿児島NHKは激しく緊急報道体勢に入っていたけど、もうこっちは過ぎたあとなんで、白けることこのうえない。全国区の放送が本土に近づいてからマジになるのはまぁ仕方がないにしても、どローカル地方局がこの体たらく。奄美にすら中継局がないらしいよ。料金徴収には戸別訪問までする真面目っぷりも、危機的状況においては放置プレイ。ナンの為に料金払ってるんだ?NHKの意義には地方密着というモノがあるはずじゃぁなかったのか?もう料金はらってやらんぞ。打ち切ってやる。
しかし、薩摩にとって奄美ってのは未だ同朋県民ではない扱いなのかね。成程。このクソ薩摩のコロニアリストめが!!!!!氏ねや!!!気分。「薩摩地方の雨量の異常さにこれで台風が行ったらどうなるんだろう?薩摩地方の人たちが無事でありますように」とかなんとか心配して、祈って損したぜ。
正直、奄美は沖縄と合併したほうがいいよ。州とか作るんだったら。薩摩地方は薩摩地方で固まってりゃいいっす。わたくしの主観的には全然縁がない土地だし。知らないし。
ただ、沖縄にとっての大東島とか、東京にとっての小笠原、父島母島とかも同じ気分なのかもしれないですね。

まぁ、これから台風は本土に行くようで、島と比較するなら台風の勢力は衰えているとはいえ、島でも前代未聞クラスの強力台風。しかも本土の場合、水害とか土砂崩れとか島にはない不安要素が異常に多い。寧ろそれこそが台風の恐怖。深刻な被害をもたらすものですね。警戒してくださいです。
死亡フラグが立つ、強風圏突入後の屋根の点検、よしずの処理、用水路や川の点検などは絶対にしないように。島んちゅがこのひどい強風の中でも怪我人が少ないのは、いつナニをしたら危険なのかをよく知っているし、風向きによって危険度が違うことも知っていて、それらにどう対応したらいいか?という伝えられてきた知恵を持っているからです。

そういえばいつの間にか入ってるプロバイダーがダイアル回線を無くしてしまった。以前はこのダイアル回線のお蔭で、ADSLが通じなくとも、なんとか文字情報だけなら受け取ることが出来たので、停電しても充殿済みのノートパソコンで台風情報をネットで見ることが出来たのだが、それが無くなった為に電気がないとどうにもならない。危機的な状況の為に電話回線との二重構造だと助かるんだけどなぁ。