W杯とか

そもそも球転がしのことは判らんとずっと書いてきた。というかスポーツ全般、見る習慣がない。第一タマっころがしの選手って、髪がだらだらと長いわ、茶髪だわ、ガム噛んでるわ、見た目だけで判断すると渋谷辺りでだらだらとしていそうな頭の悪そうなきもい男が並んでいて嫌〜というもっとも頭が悪そうなお馬鹿な理由で余計に敬遠していた。だから球転がし世界大会のこともそれほど興味がなかったんだけど、造形的にも性格的にも興味深い中田英寿君の性で付合うことになってしまったよ。

しかし、このサッカーってなぁ凝視していないとダメなスポーツなんで困る。仕事中に流しておくってのは見ないに等しい。なんせ展開が目まぐるしく変わる。ちょっと目を離すとわけがわからんくなる。しかも神頼みしたくなるような緊張感が延々続く。だからじじじぃ〜〜とっ画面を凝視して念じていないといかんのにゲームの長さが異常に長い。テレビという代物に集中力のない私にはやはり向かないようである。

そんな緊張感を現場で以てやりつづける人々ってのはやっぱすごいんだな。
で、ただのオヤジみたいなジーコ監督の昔のプレイ集というのを見たけどすごい。
http://www.youtube.com/watch?v=ARpEnjZIWko
なんというかゴール前の魔術師と申すべきか。ジーコ君の足とゴールに磁石があって吸い込まれてるみたいだ。
こういう天才が大量にいるって文化に対し闘いを挑んだわけで、まぁすごいや。


ただ試合みていて苦しくなった。なんというか、こういう比喩は批判されるかもしれないんだけど太平洋戦争みたいだなぁと。はじめに奇襲で一点取るもあとボコボコ。日本ってのはおっかない相手に無謀にも闘いを挑むとこうなるみたいな。で、そこで闘う男達の悲壮感というのは実のところ美しかったりもする。そう、以前紹介したこの↓パールハーバーflashを思い出したんだよね。
http://www.youtube.com/watch?v=PxTyjentRso&search=Pearl%20Harbor
ここでは「敵」をボコボコにしているわけなんだけど、私たちはこのあとの歴史を知っている。
まぁ、連想しちゃったというだけで突っ込まんで下さい。


中田君が泣いてたというのがね。泣いた。
タマ転がしをしらない私でも感動する。
こういう真剣さというのは普遍的に心を打つモノだと思った。
余計な言葉も小難しい理屈もいらない。
試合の始まりから終りまでの間のそこで起きたことのみが物語となる。
そういう美しさがあるんだなぁと、改めてタマ転がしを見直したのである。

◆◆
そいや、パールハーバーflashに使用してる曲がアレだ。W杯のテレ朝のテーマソングだ。
サラなんとかさんのクエスチョンがどうたらいう曲やねんで。
NHKの糞みたいな曲と違っていいっすな。NHKの選曲ってどうしてああセンス悪いんだ?
しかし皿なんとかさんのクエスチョンどうたらって曲は、「名誉への疑問」とかそういう意味だったなぁ。なんとなく単純ではない栄誉への疑問符というか・・・・・よく考えたら不吉な選曲ではないか。
う〜む。テレ朝め。そういうことだったのかっ!!!!
愛国的勝負事に水差そうってハラだったのか!!!!!


・・・・・・・まぁ曲は好きだけど。