恋愛市場/帰ってきたutsutsuさん

先日から、私の持ってるBBSにスパムカキコが増えていて、何度も消しているんだけど、むかつきますです。
で、そのカキコ内容は概ね「巨乳」「セレブ」「人妻」「不倫」「援助」というのんが多い。昨日は朝っぱらから「セレブな人妻があなたをお待ちします♪」みたいな内容だったもんよ。即行で消してやった。
どうも現代のスパム世界の男性の欲望は「巨乳でセレブな人妻といいことした挙げ句、金がもらえる」ということに尽きるようです。んで、わたくしは独女で、貧乳で、下流なのでセレブではなく援助も出来ない。これは世の中のスパムな殿方ニーズからすると最低ランクに位置するのか。まぁ、巨乳がいいとか、人妻萌えとか、不倫したいとか、援助あてにするようなスパム男はこっちから願い下げであるので別にいいけど(しかし猫猫先生も「不倫したい」願望だったな。そういえば・・・・んなこと言ってるから非モテになるなんではないか?)
やっぱり、世の中では「独女」は「負け犬」なんだなぁ。ちょいと悲しいかも。萌え対象にならんのであるな。
そういえば、私の妹は結婚後も誕生日とかに花が届くが、私には届いたためしがない。その手のロマンチコな物品とは無縁だ。展覧会でもらうことはあるけど、概ね酒と食い物の方が多い。あと、イロモノ扱いされることの方が多いし(`・ω・´)どうも個人的資質もいくないのかもしれないです。
非モテな人々のお気持ちよく判りマスでつよ。
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怒濤の巨乳と不倫等のアホスパムにぶりぶりぶりと怒って、ぐりちゃんにヤツ当りなんぞしている間に(我ながら怒るネタ大杉)utsutsuさんがリベンジしていて、こんなネタ投函。

○ひとまずお休みだお( ^ω^)
■[喪]モテる、は卒業
http://d.hatena.ne.jp/utsutsu/20060519/p2
つまり「モテず、愛されない」=非モテが、非モテを脱するには2通りの方法があるわけです。

・モテを狙う:不特定多数から好意をもたれる戦略(ファッションとか会話とかの訓練なのかな?)
・愛されるを狙う:ある特定の人に好意をもたれる戦略(まず、自分を好きになってくれそうな人を探し、その人に合わせた細かいアプローチをかける)

おお!そうじゃったか!!!!前者はだるいんで後者がよいよねぇ。
・・・じゃないよ。そういう話じゃないよね。
しかしだな。この年齢にもなると既に「女子」ではないんで、モテヒエラルキアからも除外される「おばさん」に変容する。例えば「引越おばさんは恋愛対象か?」と聞かれたら、飲んでいる珈琲を思わず吹き出してしまうであろうくらい賞味期限が過ぎてしまっている。つまりモテを云々出来る年齢って制限があるという歴然とした冷徹な事実が有るわけですよ。そうなると「愛される」を狙うしかなくなる罠。(もっとも、JJなんぞの雑誌対象者はおばさん年齢じゃないので、そこから離れた話ね)
この辺りは男女で差が生じてくる事柄なんじゃないかにょ。殿方ってのは年齢重ねると円熟してモテ要素が増える場合も多い。こんな親父が何故もてるんだ???みたいな不可思議な例にはことかかない。女性の場合年齢重ねると化け物扱いされたりね>細木和子、野村監督の奥さん 或いは永遠の美女は永遠の少女として認識されるか>吉永小百合 まぁそんな按配ですね。
こんなわたくしも20代の頃はロマンチコな体験もしましたが、30も半ば過ぎてからは無縁になりやした。ラヴれたーとか来なくなったし寂しいものでございます。タマにポストにお手紙が入っているかと思えばアルトマンシステムとか。しかしもうそれすらも来ない年齢になりますと、つまり見合いでも既に価値のない「子供を産めない年齢」に達してしまうと「結婚」を目的とするような旧来の恋愛の終着点すらどうでもよくなるわけです。こうなると「老後のパートナー」としての殿方という方向にシフトするわけです。そこでは精神的な希求というもののウエイトが大きくなって参ります。
こうなるとモテよりも、縁側で茶をすすりながら、言葉も交わさずにまったりとした時間を共有出来そうな殿方。とかがよくなりますね。でも、それに向って努力するエネルギーが実は枯渇するので、下手すると特定のターゲットすらもあまり具体的にならない状態で、「めぞん一刻」の五代君並に妄想しながら不毛な日だけがどんどん過ぎてしまうと申しますか・・・
・・・・・・・・・・と、何をいいたいかというと、若いうちに「モテ」でも「愛される」でもどっちでもいいから努力でもナンでもして頑張れよ。と。ばばぁになると非現実方向にどんどん行ってしまうんでな。不毛に輪をかけて不毛のスパイラルになるのが落ちやねんで。ほんまに。

いや、しかし若い時って「モテ」はそんなに重要なんだなぁなどと、遠い目をしながら思うのであったよ。
モテなんてのは振り返れば一つの一時代の価値でしかなかったか。「学校」という特殊環境において意識させられるが、これも「愛される」を獲得するとどうでもよくなった。そういえば大学院に在籍していた時はまさしくサークルクラッシャー的環境「9人の男に女1人」というトンでもなモテ環境だった。おでいとしたとかお手紙とかもらったのはこの頃だったのう。あの頃、こんな私に興味をしめして下さった殿方の誰かでも愛しておればこんな目に遭わんですんだかもな。人生なにがどうなってるんだか。などと渋い茶を飲みながら不毛な回想するのであるよ。
でも、モテになっても「愛したい」殿方に「愛される」のが結局は重要になると思ふ。「愛される」だけじゃダメ。相手は「この人に愛されたい」人じゃないと。
ただし、はてなにおける非モテ文化では、どうもそういう光景すら違うみたいで実はよく判らんとです。

しかしutsutsuさんは文化系な男女というかはてな内の頭脳集団のクピドになりたいとおっしゃられているが、頭脳と口が先に立つ人々はあいにく議論好きすぎて、ロマンチコな雰囲気に到る前に議論で自爆しそうな気もする。つき合い始めてからはじまる痴話喧嘩の不毛性を先になんとなく体験してしまう光景ってのもどうなんだろう。ちょいと興味深いけど。

徒然なるままに、書いてみたけど、結局ナニ言ってんだか判らんエントリになってしまったよ。