今日、ぼやっとしていて新幹線の大阪行きに乗りそうになってしまった。不本意な旅はしたくないよ。講義を2時限分するとどっと疲れる。なもんで帰りの新幹線ではもう枯れ果てているので眠くなってしまうこともしばしば。気がついたら新横浜駅を出るところだったという場面も多く、泣く泣く東京まで運ばれたこともあった。汐留辺りの高層ビルが憎たらしく見える瞬間である。戻りに大阪行きに乗るんだが、切符切りが来たらどうしようとどきどきしてしまうですよ。
海外だとこういう時は罰金なんか払わされるので恐ろしい。もっとも懐中泥が怖くて眠るなんて芸当は出来ませんが、ユーロスターなどは快適なので眠くなってしまうのでやはり危険だ。その点寝込める日本ってのはまだまだ捨てたもんではないなぁ・・・気がついたら京都駅の前だったとかいうのだと、やだけど。
因みに師匠濱ちゃんはは羽田空港内(チェックイン済み)で寝込んで、目的の飛行機に乗りそびれたのでまだ師匠には足元にも及ばない。

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わたくしは普段は家で仕事をしているのでめったに外に行かない。買い物を愉しむ趣味もないので、大抵は休暇というと家でだらくさしている。アウトドアライフなどもってのほかである。ましてやデズニーランドとかそういう娯楽は面白いと思わない・・人が大量にいる所に金をかけていくなど嫌いだ。そういうわけで毎日がスローライフとやらな生活ともいえるのです。横浜に住んでいても、海が見える与論の家に住んでいても同じ調子でスローな生活をしている。要するに怠け者の引きこもり生活という感じ。
海外でもだらくさしているのでホテルの人に呆れられる。友人との旅だとそれなりに活動するが一人だと観光などしないで、ホテルの中で本を読んで寝ている。午後にバールにいって本を読みながら酒を飲んで満足して帰ってくる。という感じ。何処に行ってもそんな調子である。家も外もやってることに変わりがない。こうなると旅に行く必要があるのか?
我が妹も輪をかけてそういう人なので二人で旅行に行くとひたすら、だらだらだらだらだらだらだらだら〜〜〜としているだけである。そういう家系なんだろう。
そういうわけで、だんだんわたくし的には旅に行くという必然性がなくなりつつある。世界中何処に行っても、何処に住んでも、都会だろうが田舎だろうが秘境だろうが変わりない気がする。
しかし、今度おフランスに行く羽目になり、ちょいと気分を盛り上げてみようかなぁ〜と思いながらも、結局旅先の対象となる物件のことより、過酷なあの長い飛行機生活への恐怖とホテルの時間つぶしの為に、そこで読む本を探してばかりいるのでありました。一応、候補としては平野啓一郎レンブラントかなんかがでてくる話の読破。飛行機の中だと難しい本を読む気が起きないし。ただアナール学派かなんかの歴史モノは読みたい。