民主党の沖縄政策

しかし民主党・・・実はまだどの党に入れるか決めていないし、民主党も視座に入れてはいたんですが、昨日のエントリの事情ではずしました。沖縄自立、経済特区としての沖縄構想というのはいいのですが、安全保障の点と経済自立案の現実性という点で民主党案はあまりに危険です。あんなわけのわからない理想論と沖縄事情をあまり知らない人が描いたような法案を内包している党は恐ろしくて入れたくありませんです。
沖縄の自立は時間をかけないといけないですし、解放する場所と保護しなければならない場所としっかりしておかないと結局住民が困る結果になります。民謡酒場を増やすとか学生かもしくは島プロジェクトの万年ヒッピーが考えたようなアホな案が出ていましたが、観光に寄りかかる構想は危険です。
与論島はかつて最南端の島だったので観光客が大量に押し寄せた時代があります。今はその時代の景気とは無縁の静かな島になりました。沖縄ブームの陰に隠れて過疎化した小さな島状態になりつつあります。
このように観光というのは多分にブームに左右されるので、ひじょうに流動的で信用は置けません。そして沖縄観光の売りは「自然」ですが、経済特区として発展するならば当然自然は破壊されていきますね。離島は自然、本島は経済圏というあり方も一つでしょうが、本島はその犠牲となってしまいますね。海流の関係で周辺の島の生態系も変化するかもしれません。出入りする人間の数も現実的でない為にそれを実現させるための航路なりを増やせば当然海は汚染されます。珊瑚はデリケートなので大丈夫なのでしょうか。
元々沖縄は地に足の着いた島の人々が育んできた文化があったのを本土の人がありがたがっているわけですから、その地に足のついた文化を壊さない方向で考えていった方がいいと思います。都会人の考えるスローライフいいなぁ〜とかイベント屋的発想だけはやめて欲しいと思うのですね。