中国様に異変が?

先日彊屍(キョンシー)のことを書いたら、あのスラップスティックな阿呆臭い映画がまた観たくなりました。DVDでも出ていないかと探していたら、道士役の林正英氏が亡くなられていたことを発見。いつの間に・・・。青野武氏(モンティパイソンで有名)の吹き替えもなかなかの味わい深い俳優でしたが、年齢を知ってびっくり。44歳で亡くなられていたということは映画の時の年齢は20代?激しくふけ顔だったんですね。個性的でいい俳優だっただけに惜しい。香港コメディ映画は基本的に美人女優の扱いも酷いのが逆にすごいと思っていましたが、ストーリーがとにかく無茶苦茶でキョンシーシリーズも安いストーリーと落ちのない馬鹿臭さに満ちていて、それなりに怖いものみたさ的にファンでした。今はどうか知りません。
さて、その中国・・文化は異常に面白いけど、政治はいまいちな中国様のニュースです。

中国外交官が豪州に政治亡命求める、シドニーhttp://cnn.co.jp/world/CNN200506040006.html
シドニー??中国の抑圧体制に反発し、オーストラリアのシドニー総領事館で勤務していた中国人外交官が
約1週間前に職務を放棄して身を隠し、豪州政府に政治亡命を求めたことが4日分かった。AP通信が報じた。

総領事館で政治担当を務めていた外交官(37)で、4日で発生から16年を迎えた中国・天安門事件を記念
するシドニーの集会に参加、演説した。中国政府が関与しているとする誘拐、投獄、政治犯の粛清などの例を
紹介、同国政府は過去16年間、政治改革の努力で何もしてこなかったと指弾した。

6月4日は天安門事件の日です。この方の年齢からみてあの事件で熱くなった世代ですね。一体今の中国はどうなっているんでしょうか?
さてこれは是非とも反共産中国の「大紀元時報」の反応を見なくては・・と、まだ載っていませんでしたが、こういう記事が。

大紀元時報
中国共産党の崩壊の兆し、 間もなく衰亡に向かう
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d28833.html大紀元日本6月4日】台湾大紀元時報高雄支社は5月28日、高雄市の三民公園「民主広場」で第4回の『九評
共産党』(以下、九評)シンポジウムを行った。講演者は古今東西の予言から、今日『九評』の引き起こした
大きな反響と脱党ブームに結び付け、そして中国内部の様々な問題が集権政府と衝突することなどを用いて、
すでに危険的な状況にある中国共産党の政権の立場と崩壊の兆しをはっきり示し、2005年中国共産党衰亡予
言を裏づけた。来場者は興味を示し、活発な反応をみせた。

大紀元」はしつこいほどに反共産中国キャンペーンをやっています。我が祖母は、中国は4つに別れたほうがいい。などといいます。やはり三国志のあの力関係は理想なんでしょうか。魏、呉、蜀、にチベットとか。華北、華南、チベット女真とか。いずれにしても内乱になったらとばっちりが来そうで不安です。ほんというと今の中国政府には頑張って欲しいのはやまやまですが、弾圧とか情報統制とか、役人の腐敗などと、おかしな方向にいっているので、これはもう王朝末期的な状況ですね。目が離せません。

ところで上記の大紀元の記事にこんな記述が・・・・

張氏は多くの写真をみせながらこの議題を分析した。その中の一枚の“蔵字石”写真が最も民衆の興味を引きつ
けた。張女史はこの写真について説明をした。「資料によれば、この“蔵字石”は2002年6月に貴州境界内で見
つかり、2億7千万年、百トン余の重さだが、驚くことに巨石の断面に「中国共産党亡」の6つの大きな字が書
かれていたという。

なんか激しく電波臭いのとマジなのが入り交じっています。「大紀元時報」大丈夫か?と思います。「石に記されている」というのは諸星大二郎の漫画じゃないんだから・・と、苦笑してしまいました。(この石に関してはちょっと前に記事になっていましたね)そのうち、彗星が落ちたり、おかしな生き物が現れたり、などというニュースも流してくれそうな大紀元。未だ清の文化が息づいていて面白いですね。

因みに石記事はこちら。写真あります。

2億7千万年前の巨石に「中国共産党亡」の文字
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/05/html/d72640.html