訃報 日本カトリック界のマスターヨーダ・白柳枢機卿、帰天

島に妹夫婦が来ている。遅いクリスマスとひと足早い新年のお祝いをしようと本日はなんだか忙しかった。
来年白寿を迎える祖母は島の寒さで熱を出し元気がない。それでも100歳を目前とする、一年の初めは家で迎えたいよねということで、祖母も家にいる。老いてますますちっさくなった祖母は結局、宴もそこそこにずっと寝ていた。

宴のあと、ようやくぱそをうpしたら、師匠からメール。ツリーをちゃんと飾ったのか報告しろという恐ろしいチェックかと思って恐々として開けたら、訃報だった。

日本で4人目の枢機卿。そして現在はたった一人の枢機卿、ペトロ白柳誠一枢機卿の訃報であった。

こんな方↓

白柳枢機卿は、教皇選挙の資格を持ったりしているカトリック教会の偉い人です。でもとってもちびっこな方で、密かに「カトリックギョーカイにおけるマスターヨーダ」と呼んでいた。なりはちびっこだけどフォースが強そうである。ついでに大変な福耳の持ち主でもあった。

以前から心臓疾患を抱えておられると聞いてはいた。あまりお身体が宜しくないというにも関わらず、積極的に教会のお仕事に取り組んでおられた。

わたくし自身はあまり接点もなく、お会いした時に大変にちびっこであったことしか覚えていない体たらくである。ロザリオを祝別していただいたのを覚えている。そのロザリオは、どなたかにプレゼントしてしまい、もう手元にはない。

あとはフランシスコ関係のミサとかラテン御ミサでお見かけしたぐらいっす。小さな帽子がピッタリ頭に乗ってるのをマジマジと見たりしていました。司教帽と小さなピッタリ帽子を交互にかぶったりしていて、ミトラ(司教帽)をかぶる時と脱ぐ時の典礼の決まり事が珍しかったのでお祈りもそこそこにそればっか見てた。

年末の冬空、風と波の音だけが聞こえる静かな島の夜に、そんな小さな出会いの事を思い出していた。


関係各位はおいのりくらはいです。