島のミニコミ誌を作ったから宣伝するよ

与論島ミニコミ誌です。

いいから、買え。

いや、失礼。はじめから本音で飛ばしてしまいましたが、夏にうじうじうじうじとトロピカルに煌めく海にも行かず、窓の外に聞こえる観光客の嬌声も無視し、不健康に引きこもり、体重がそこはかとなく増えながらもパソに向かってずっとやっていたお仕事がこのミニコミ誌の作成だったのですね。

与論島は小さい島で産業は農業漁業,そして観光業でなんとか食っている小さくて面積は杉並区ぐらい、人口5000人台の共同体です。過疎化に悩み高齢化に悩む我々の島ですが、我々住人たちが自分たちで外に向かって情報発信し,島の事を知ってもらいたいというよくありがちな・・いや違った、けなげに生き残ろうという地方自治体の涙ぐましい努力の一つとしてこういう情報誌を立ち上げた次第ですよ。

与論島沖縄本島が一番近く、風景も風土も沖縄っぽくて言葉や伝統もほとんど沖縄っぽいのに、沖縄県でなく鹿児島県。なのでなんとなく沖縄ブームでもガン無視、しかも「ヨロン」などと書くもんで「それどこの外国?」「パスポートいるの?」などと聞かれる始末なちいこい島。かつては日本の最南端というブームもあったのでその時代の人は知ってたりしますが,今は知らない人が多い島ですよ。

このミニコミ誌「かなしゃ」は島の観光局ががんばって発信している情報と被らない、そのお手伝い的な、つまり観光局やガイドブック情報とは異なる隙間家具みたいな情報を拾って、島に来た人がホテルでなんとなく読むもんないから読んでみよかな?とか、ああ、島ってこんな感じだったよねみたいなものとか、なんかうちの島のまったりとした空気みたいなものをかたちにしてみたいというそんなのがコンセプトです。

集まった編集者は皆、雑誌を作るのは素人。発行人のイタリアンレストラン「アマン」の主人、長崎歳さんとお慶さんご夫妻の声かけで集まった島の有志たちです。編集長にはベテランイラストレーターで料理の本も出しているもとくにこさん。編集者は島のおしゃれなカフェ「海カフェ」を営む阿由葉えり弥さん。で、不肖わたくし、あんとに庵がデザインディレクションなんぞをさせていただき、糞暑い夏の間侃々諤々と、島んちゅの竹盛窪さんなどにも相談に乗っていただきながら、第一号を何とか出す運びとなりました。

発行人からのご挨拶はこちら。

コンテンツはこんな感じです。

あー、こんなのじゃわかりませんね。まぁ島の事をうだうだ紹介したり島のご飯の特集だったりです。わたくしも密かに執筆したりしてますがどれかは内緒だ。

執筆協力は遥か彼方のイギリス在住のあかねさん、イラスト協力に島在住の大学からの友人のアーティスト河野祐子さん。更に奄美についての本なども書いておられる実はこの世界のプロの喜山荘一さんからアドバイスをもらったり、いろいろな方にお世話になりました。
雑誌スペックはこんな

オールカラー、A5サイズ、表、裏表紙を含めて32ページ
値段は500円(税込み)

マジ。ミニこみ。
ご購入くださるなどというとんでもなく奇特でたいへんに珍しい方は下記にご連絡ください。「あんとに庵のブログで読んだから送れ」とかなんとかファックスとかメールとかしてみてくださいです。

発行元よろんよろん
TEL&FAX 0997-97-4422
eMail fuente@lares.dti.ne.jp

お支払いは本誌とともに振込用紙をお送り致します。送料は無料。お得。

よろしくです。
これからまた無謀にも二号とか三号とか出すつもりなんで「こんなの読みたい」とか「なんだよこれ?デザイン最悪」とか、いろいろご指導ご鞭撻いただけたらうれしいです。


かなしゃブログをそのうち立ち上げたいですな。

あ、書き忘れたが、この「かなしゃ」は地方自治体とか特定の団体とか全然、まったく関係なく勝手に立ち上がった、よーするにNPOとか言うんですかね?そこまで立派ではありませんが、そういう感じっぽい存在なので、皆様の声援がくじけずやり続ける原動力になりますですので、よろしゅうです。