夜中突然竜巻に遭遇したようだ

昨日の早朝、真夜中、うちの祖母(99歳寝たきり、ほぼ意識ないぐらい常に寝ている)の突然わたくしを呼ばわる声がする。ナニゴトかと思っていってみると「風が変わった。嵐が来るから窓を閉めろ」と風の谷の民のようなことをのたまった。外から吹く風は変わらず気持がよく、梅雨時なので湿り気はあるがさほど問題があるようにも思えなかったが、信託のような祖母の言葉に窓を閉めた。
結局ナニゴトもなかった。

で、昨晩というか、本日未明。
祖母の真夜中介護を終え、さて寝るかと思った。島の夜は風はあるものの穏やかな感じであった。しかしなんとなく寝る段になってその風が変わったような気がしたので、昨日の祖母の言葉を思い出し、開け放っていた窓を全部閉め、寝ようとしたのだが、うとうととし始めたとたん、突然のように激しい風雨に見舞われた。
激しいなんてもんじゃなく、大型で強い勢力の台風の時のごとき風雨である。過去の経験から言ってこれは風速20メートルクラス。最大瞬間風速40ぐらいは行ってるんじゃね?な勢いで、うっかり閉め忘れていた風呂場の窓から過去に体験したこともないような勢いで雨が吹き込んでいた。サッシがガタガタと揺れ動き水が吹き込んでくる。北側からはホースで撒いたような雨が打ち付け、南側に固定していたよしずが目の前ですっ飛んでいった。ナニが起きたのか判らないが、まぁいきなり台風のど真ん中状態で、雷は鳴り響きまくってるし、ちょっと怖かった。

次の日テラスを見たら、重たい木の椅子がはじっこまですっ飛んでいて、物置用の大きなケースや農具、ビーチサンダルと一緒になって吹き溜まっていた。前線が通るときは概ねすごい嵐になるんだが、その嵐でもこんなことにはならない。いったいナニが起きたのか謎だった。

隣の海洋センターを見ると東屋が見事に分解し、柱ごと空を舞ったらしく、母屋の建物の屋根にぶち当たったのか、屋根の一部が壊れていた。その大きな柱は数メートルも離れた場所にすっ飛んでいて、アダンの樹が引き千切れて落っこちていた。あの東屋は台風のときですら壊れたことがないのに。。。。どんな激しい風雨だったんじゃ?

近所の友人の家も庭においてあったもの、それも普通飛ぶか?という代物が十数メートル離れたとこに落ちてたり燦々たる有様だったらしいが、彼女によると「アレは竜巻だったと思う」とのこと。それで納得した。いささかおかしな風だったからだ。あっという間に吹き止んでたもんな。

通り過ぎたところの被害だけがひどかったらしく近所の建築現場はなんともなかった。

気象庁の竜巻情報を調べても、この記録は出ていない。
昨年、やはり夏にうちの島の海域で竜巻が派生したんだが、それも記録に載っていない。どうもうちの島近海では竜巻記録はとられてないようである。

しかし竜巻警報ぐらい出てそうなもんだが、沖縄には出ていたのに「最低でも県外」な鹿児島県である我が島には出ていない。気象庁はまったく我が島に関してはやる気がないようである。鹿児島県の気象台のうちの島の扱いは常に酷いので、このような無視は今にはじまったことではない。沖縄の情報がずっと頼りになるので、気象台の管轄だけは沖縄県にしてもらえると助かりますな。

ま、結局真夜中のことでほんとに竜巻であったかすら不明ではあるが、これが昼間だったら竜巻キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!てなぐらい盛り上がったのに。超残念である。

昨年夏に来た竜巻は真っ昼間に海の向こうから近づいて来てダイビング船を巻き込んでたとのこと。目撃しそびれてすごく悔しいである。尚、そのダイビング船は無事だったそうでよかったです。

で、梅雨前線がうろうろするこの時期は危険なのでこの時期はテラスにモノ出しとくのはやめようとちょっとだけ誓いました。

あと、婆ちゃんの神託は侮れないことを痛感した。祖母は時々シャーマンになる。死を予言したり、わたくしの病気を当てたり。大学の合格も当てた。なんだかノロかユタのようだ。親戚にマジに当てる人はいるが、その人は祖父の従兄弟なので、祖母とは当然血は繋がってない。晴明神社宮司していて占いみたいなことをしていた。もうかなり高齢だとは思う。そのY宮司は祖父の死を当てたんで祖母は少しおかんむりであった。彼の母親(祖父の叔母)がとにかく変なものを見る人だったそうだ。あー陰陽師の世界だなー。管狐とか見えたのかにょ?

ノロかユタのような婆ちゃんと、陰陽師っぽい家系な祖父の血を引いているはずのわたくしだが、まったく霊感はない。直感的に鳩山が嫌いだと思っていたら、やっぱり駄目すぐることが当たったぐらいだ。