婆ちゃん、家に帰る

しばらくブログをご無沙汰していた。
ツイッタの性だが、正直ブログにナニかをまとめて書くという気力が失せていた。月頭から中旬まで仕事に追われていたのと、その後祖母(99歳)の具合があまりよろしくなくなっており、色々とあれこれしていたからだ。(あれこれの中には「地デジテレビを注文する」という大事業も含まれる)

祖母は今月半ばから食事をまったくとらず、先週から水を摂らなくなった。99歳という高齢であるから単に老衰である。健康障害もなく天命を全うする肉体の衰えというのを今観察中である。

見るからに末期の状態である祖母。ゆえに家で最期を過ごしたかろうと、今週から在宅看護に切り替え、本日病院ベットを借りて本格的な看護体制にした。居間にでんと介護ベットがある。なんかカコイイ感じになった。祖母の部屋は本来静かな海側の部屋なのだが、「怖い幽霊が出る」とかわけの分からないことを言う。結局、祖母曰く「カーテンが風で音を立て揺れているのを勘違いしてた」という落ちだったが、おそらく離れのような部屋にいるのは寂しいのだろうと、介護ベットが来たのを機会に常にわたくしがうろうろしている居間に移したのである。そこなら夜中ミモザが常にいる。幽霊にも対応してくれそうである。

とはいえ島家人というと私と島犬ミモザだけであり、居間には「寂しい人の友達」テレビ様すら置いていない。それでは寂しいだろうということで居間仕様のテレビ様を購入することに決めた。地でぢである。今ならエコポイントが沢山ついてお得である。ツイッタの方から色々教えてもらって本日注文した。我が家人が出ている番組は今あるアナログ地上波しか映らんテレビでは見ることが不可能だったのだが、これで祖母も家人の顔を見ることが出来るようになった。ちょっと豊かな気分になった。金銭的には超下流になった。これからの数ヶ月をどう生き延びるか悩ましい。

ところで、祖母があまりにも衰弱していることに仰天してしまい、東国原知事のように焦った日を過ごしていたが、昨日、ついに溜まりかねてツイッタでぼやいた。すると、それを読んだ、祖母の元主治医でありツイッタ仲間のA先生が電話をくださった。お蔭でどのように看護したらよいかなど適切なアドヴァイスを戴けた。有り難いことである。

しかしツイッタは素晴しいですな。ツイッタのお蔭で先生ともこうして離れていてもお話が出来たわけで。以前、ナニが楽しいかよく判んないとか、もう飽きたとか言って悪かった。で、そのことを家人に話した。家人は以前、ツイッター特集の番組の最後に「結局ナニがいいのか判らん」などとのたまい、二時間延々ツイッターの素晴しさを説いてくれたゲストたちを激しく落胆させたのだが、はじめて「それはすごい!ツイッターやってみようかな」などと言い出したのである。姉妹そろって現金な性格である。

祖母はそんなわけで今は医療手段の点滴等でなんとかしてる状態である。まぁ回復してくれたら嬉しいのであるが。うーむ。

ただ、島は在宅での末期を迎える体制が整っており、その点でのフォローは素晴しい。今回もお世話になっている施設の方々や近所のわたくしのかかりつけの医師などが連携し対応してくださっている。この点では島は都会より存外進んでいるのかもしれない。末期を家で迎えたくとも迎えることの出来ない人が多い中で贅沢な時間を過ごすことが可能なのだ。

離島故に医療サービスが脆弱故の結果ではあるが。