展覧会後で死んでる隙に猛烈だった台風18号メーローたんが着々と進撃中

そゆわけで、ずっとぱそもせずにだらけていたわけだ。ミクシにいたってはここ数ヶ月全然行ってないんでメッセ入っていたらどうしよう。ヤバす。

そんなサボりんなわたくしの知らぬ間に台風18号が発生し、島をかすめて北上中だとさ。

島は全然雨も降らず、まぁ旱魃でしかも10月入っても30度超え。すこぶる異常高温であった。キビもからからで、こんなときに台風で塩害にでもなったら大変と、島に電話したら、暴風域には入らなかったとのこと。雨もたいしたことがなく、まぁ無事でよかった。大東島は暴風域がもろだったので大変だった模様。

ただ、船がストップしているのでしばらく食糧難になりそうである。
台風が過ぎたので飛行機は飛ぶらしい。プロペラ機って意外とタフ。

で、その台風18号メーローたんは本土にロックオン中。

今頃になって太平洋高気圧が下品なまでに発達していますな。
そのお陰で思ったよりも西よりのコースをとることになった台風18号。本土的には久しぶりの台風になるかも。

昨年と今年の夏、台風は一つも上陸していなかったので、今回久しぶりの本土上陸だそうである。台風空白期間歴代2位。このまま逸れたら新記録を打ち立てるかもしれないが、台風的にはそんな記録はどうでもよさげでひたひたと本土に邁進中ですね。現時点では紀伊半島辺りを960ヘクトパスカルの規模で通りそう。
このあたりは地盤が危ないので土砂災害などが懸念される。

島生活をしていると960ヘクトパスカルの台風などはへでもない。島ではあくまでも被害は風速次第。過去に925hPaを体験した身としてはこんな規模の台風はおそるるに足らずと思えてしまうんだが、本土には水害と土砂災害というとんでもない伏兵がある。前線と複合してすごい破壊力をもたらすので注意が必要。

暴風域に入る畏れのある地域の人は、外に放置してある飛びそうなものを家に入れとくとよいです。意外なものがすっ飛んでガラス窓を割るので。よしずは巻き上げときましょう。風が既に強い状態だとはずすのも危険なのでがっちりと巻き上げて止めとくのがいいですよ。風速25メートルくらいで持ったことがあります。
犬は小屋ごと玄関に入れといてあげてくらはいです。うちの犬は不用意に強風状態の庭に飛び出し、すっ飛びました。
庭木は倒れるんで添え棒した方がいいとおもわれ。

水害の畏れのある地域の人、土砂災害の畏れのある地域の人は避難勧告が出たら速やかに移動するもしくは事前に移動したほうがいいっす。その際、押入れの下段たんすの下段等水に浸かりそうなところのものは全部あげとくのがいいです。出来れば二階に。水に浸かったものって臭くなって捨てるしかなくなったりしますんで、泣く。電化製品も死守しましょう。
念のため玄関等に土嚢もしとくのが吉。

海のそばの人は港やなんかに波がかぶってカコエエ!などと見物したい気持ちは判りますが、文字通りの高みの健物の位置から観察しましょう。でないと死にます。マジ死ぬ。うちの島では観光客が車ごと海にさらわれて行方不明になった。波の威力は馬鹿にならねぇっす。深刻に死亡フラグなのでやめてくださいですよ。


とにかく、侮らず万全を期した方がいいと思うのです。

ところで海保の人から聞いた話だが、こういう災害なんかがあった時や海難事故等、場合によっては海上自衛隊と連携したほうがすばやく的確な行動が取れるときがあるんだそうだ。被害の拡大を防ぐために海自の能力はすこぶる有能。

海保は管区があるが海自の行動領域は広い。その為その情報や経験が役に立つそうだ。

しかし、沖縄の石垣島とか竹富とか左っかわの(それも本土移住者とか多い)とこでは海自を呼ぶと市町村の責任者が吊るし上げを食らうそうで海自を呼べなくて困ると言っていました。その為に対策等が遅れることもあるそうで、イデオロギーなどどうでもよく、なにより住民の安全を最前に考える海保の人々にとっては、市町村のあり方次第でため息をつきたくなる事態もあるようです。

日常の保安と有事とでは、それぞれに組織系統のあり方が違ってくる。日常の保安は管区が分れ、地域と密着した動きが取れる海保が最適だが、災害などイレギュラーな状況の場合、有事という非常時を前提として動くことに特化された海自の方が最適な場合もある。自前でインフラ構築や医療も出来るしね。ゆえに災害時には理想論などほっておいて合理的に考えた方がいい。

もっとも、警察と消防と自衛隊が遠慮しあっているうちに火事が酷くなっちゃったって話も聞いたんで、各団体の連携が巧くいかないとダメダメになる可能性もあるようですよ。

イデオロギー?ナニそれおいしいの?なぐらい国民の安全な生活のことしか考えてなさげな漢な海上保安庁の人々は、そういうわけで海上自衛隊と連携した訓練も怠らないようです。