台風が去って村上隆が来た

台風はすっかり台湾に釘付けになってしまい、台湾がすごく大変なことになっていた。南部は洪水だと。
台湾在住のannoncitaさんのブログに洪水写真が
○安穏日記
http://d.hatena.ne.jp/annoncita/
台風8号その後

気象衛星写真を見るとみごとに発達していた台風がこれまたみごとに台湾にぶつかって雲が四散していましたから、台湾でエネルギーを使い果たしたもようです。つまり台湾でどれほどのエネルギーが放出されたんだ?加えて八重山など先島諸島も三日間ぐらい完全に暴風圏内でかなりすごい事になっていたんじゃないかと。
うちの島はのっぺりとした風のない運天で湿気と暑さ。身体がしんどい。雨が無くて雨くれゾンビ状態だというのに、偏り過ぎだ。まんべんなく雨を降らせて、尚且つ島々に優しい台風ってないもんかね。

で、そんな台風一過の爽やかでもない今日、島に村上隆が来た。
6月の梅雨の蒸し暑い時に来て気の毒だったのに今回も蒸し暑くて気の毒である。
で、今回は6月末に生まれた島母んちの犬の子供をもらいに一泊だけで来たんだが、子犬を貰い受けるのにキャリーケースをゴールデンレトリバー用か?それは?というようなケースを持ってきた。ナニ考えてんだという事でうちのを貸してあげる事にした。村上氏は犬を買うのが初めてで、色々な本を沢山読んでわけがわけらなくなり、不安になって、育てるのが心配になってしまったと申していた。
ああ、それ、よく判ります。私もはじめて飼う時は色々読んじゃって、頭がこんがらがって結局途中でその手の情報は無視する事にしたんだな。
こういうのって例えば子育てで情報入れ過ぎたり色々な人の意見聞いてるうちに不安になったり、マタニティブルーになってしまう人がいたり、ってのと同じなのかも。情報収集しやすい現代の典型的な不安ではある。

夕刻、我が家でアマンの歳さんとみんなで海を見ながら飲んだ。
村上氏は大学に同じ頃いたり、バイト先が実は同じだったという事が判明。どうも最近この手の世界が閉じてく系が多い。まぁ村上氏は同じギョーカイ人だから当然ではあるんだが、なんとはなしに接点がなかった。せいぜい大学時代の友人が彼の画商をやっていたとかその程度の繋がりなんだが、直接会った事はなかった。
話を聞いてると彼のファクトリーの隣人が昔バイト先で大変に世話になったEさんだったとか、連絡とりたくて途絶えていた懐かしいNさんも御近所さんでよく知ってるとか。

こういう系の「ええ?奇偶ですねぃ!」というような邂逅的なことは東京にいる時より、島にいる時の方が多い。こんな辺境なのに・・・。

うちの島はなんかぁゃιぃ現象が起こりやすい気がするよ。