寒いので眠い。ホームレス問題に関して

相変わらず寒いんで、冬眠したくなりますね。寒いと眠くなるんだよな。一年中眠いけど。


そいや先日、友人と映画にいったとき、タマタマ持っていた週刊文春に若い人でホームレスになっちゃった人の事が出ていて、友人が「気の毒だけど同情できない」ということを言っていた。

先日紹介した幾つかのブログで「自己責任論はヒドす」という話が載っていて、わたくしもそうだよな〜と思っていたら、ヒドすの例がここにおったか。身近にいたとはの。

しかし聞けば、彼は自営業。つまりデザイナーの個人事務所で、要するに一匹狼。この寒いご時勢に収入が目減り、食えないので土方とか、足場を組む建設作業員とかの仕事をしようかと考えていたところで「そういうところには仕事があるよ。なんでいかないのかな?」と言っていた。「本気こけば実は仕事はある」という話。

しかし、若くしてホームレスになってしまった人や、或いは年配でホームレスになってしまった人の話ではそういう仕事でも「住所不定」であると雇ってくれないようである。ホームレスだと仕事がなくなるのスパイラル。
また年配となると年齢制限に引っかかる場合もある。これは私自身が体験したことなんで判ってるんだけどかなり年齢制限の壁は大きい。

そういういわけで、雇う側のほうでハネてしまうので、どうしようもない。雇う側にしてみると「住所不定」は不安要素だろうし。長く雇いたいし教え込みたいから「年齢制限」を設けたくもなるんだろうけど、年齢制限のほうは日本独特の現象だよな。自分より経験のある部下って使いづらいとか思ったりするのかな?

とりあえず、意思はあるのに跳ねられてしまう不遇な人々の為に「住所不定」問題ってのは引受機関を設けるとか、なんらかの形で解決された方がいいかもですよね。

年齢制限のほうは難しいなぁ。変な年功序列精神とか、年が上だといきなり威張りたがるヤツ多すぎとか、色々あるからな。雇う側のほうも経験に対して尊重する精神とかも必要だとは思うけど、こっちはメンタル的な問題なんで難しい。

◆◆
話変わるが、先日父が介護サービスのデイサービスについて「行ってもつまらないけど、お前(母)の顔を見ないで済むからいくんだ」と暴言を吐き、母が「んじゃ私がいなくなってもいいんだね」と言ったら「世話してくれる人がいなくなるんで困る」とのたまったそうで、母はえらくおかんむりである。正直がっかりして気が抜けてしまったそうで「どっかに旅に出ようかしら」などといっていた。二人の間でナニが起きたのだ?

父は以前、母が大層尽くしてくれることに感謝し「こんな俺にここまでしてくれて済まんな」などとのたまい、母をたいへんに感動させていたから、どっちが本音かよく判らんが、夫婦間にも色々な気分の変化っつーもんがあるようです。

しかし夫婦間で言ってはならない言葉ってのはあるわけですが、妻を、ただの「世話してくれる便利な人」呼ばわりってのはその一つですな。

インタラクティブに互いにサービスを分け合うというのが重要。「金を稼いできてるんだから文句言うな」が通用するのは現役のときだけかもしれないんで、違う人間関係の双方向な価値を見つけとかないと駄目かもなのです。夫婦ってモノになったことがないんでそれを行うは難しいと思うけど、双方向に「感謝するよ」みたいなことを常に見付ける努力を要しそうです。

もっとも父の暴言は、単に母が、色々一挙手一投足に小うるさいことを言うからそれの反動かもです。母親ってそういうとこ細かく五月蝿いよな。反抗したくなるときはありますな。