2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

本の重さ

信仰の美学作者: 阿部仲麻呂出版社/メーカー: 春風社発売日: 2005/01/01メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (2件) を見る阿倍仲麻呂神父(本名)の本が妙に軽いことを書いたが、中身はそれなりに重い。まぁ神学という世界で生きている方の著…

展覧会終了。 今日はたくさん客が来た。 J大学の典礼学者のI氏。久しぶりにお会いしたが、相変わらず骨格的に興味深い顔立ち。「絶対、船越桂さんが造りたくなる顔だよね。」とギャラリーのTさんが仰っていたです。そのIさんに最近出版された阿倍仲麻呂…

福音宣教誌・その2

南蛮人の自己中についてのK神父の記述にはもう一つ次のエピソードもあります。 えぴそーど・どぅえ K神父は聖体に敬意を払うのに日本人式でお辞儀をしていた。それを見た南蛮人どもはなんだそりゃ?なんでひざまずかないんだ?などと言い出した。そんな習…

幸せの中華思想

昨日、「南蛮人は自己厨でどあほ」だと書いた。が、よく考えるとこの考え方は実は幸せなのだなぁ。あまりに人の目を気にしすぎるとストレスが溜まる。郷に入れば郷に従えという精神は、自己のアイディンティティが崩壊してしまう可能性すら秘めている。南蛮…

雪でやんの。寒いはずだ。 こないだも雪だし。寒い。東京は寒いよ。与論に帰りたいよ。

福音宣教誌

知り合いの某司祭が寄稿している。読め読めとうるさいから読む。読んだ。「福音宣教」いかにも臭いネーミングのこれはカトリックの月刊誌。ギョーカイのマイナーな本ですな。抹香臭い話なども載っている。無関係な人には意味のない代物ですが、K神父のロー…

え?なんだ?気がついたらもう24日か?? 2月はとても日にちが少ないです。締め切りが迫っています。 30日と31日が欲しいです。泣)

引き続き・ほりえもん

マスゴミは買収についての手法とかしかほとんど報道しないけど、そんなものはどーでもいい。マスゴミは旧企業家対新企業家の構造というお決まりのパターンで、それについて云々しているコメンテーターの話を聞いていてもつまらん。そんなことは旧態依然の発…

ホリエモン関連ブログ

金田師匠のために発掘しておきました。 ここ↓のブログの人が江川さんのサイトを紹介しながらコメントしています。 小烏丸の日記@デースケドガー http://d.hatena.ne.jp/kogarasumaru/20050219 価値観を入れない、あるいは主観を入れない。一見非常に理想的…

締め切り

締め切りが延びた。嬉しい。 朝、起きたら、腰を痛めていた。身体を曲げることも出来ないほどの激痛。トイレも行けないじゃん。こりゃぎっくり腰か?と思ったけど、風呂に入って温まったら持ち直しました。どうもかなり足に疲労が溜まっている様子。鍛えてい…

ライブドアのグローバリズム

先週、銀座通いをしていたときにやたら目に付いたキオスクの新聞の広告「フジVSライブドア」あんまり興味なかったもんでスルーしていたんですが、金田一輝氏が取り上げていて、それがどういうものか分かりやした。 http://d.hatena.ne.jp/kanedaitsuki/200…

ホームシック

先週はずっと銀座通いをしていた。毎日銀座だ。お陰で疲れた。 なんでこんなに疲れると思ったら、東京の街は階段が多いからだ。上下移動が多い。疲れる。お金がないので居並ぶ店はわたくしには舞台の書割程度の存在に成り下がり、つまり与論で言えばせいぜい…

ココ・シャネルのジェンダー

わたくしはジェンダー論を唱えたり、物事を単純化して記号化する思考のフェミは嫌いだと書いた。だが「女性はみんな家にすっこんでろ」的な男尊女卑思考も同じように物事を単純化して記号化するおばかだと思う。当然、もっと嫌いである。 女性性と男性性。こ…

レッテル貼りと記号

先日から、キリスト教はサヨクとか「司祭萌え」とか「マリみて」について書いてきたが、それらについて他者が持つイメージと現実にはギャップがあることはお分かりいただけたと思う。とにかく人はレッテルを貼るのが好きである。わたくしの場合は女であるレ…

今日の濱ちゃん

今日はわたくしのとっても大切な濱ちゃんが来た。何ヶ月ぶりかにょぉ。 あ、濱ちゃんはわたくしの霊的師です。洗礼授けてくれた神父ね。カトリックというものがどういうものか教えてくれた方ですよ。霊的父親みたいなもんだ。シューキョー関係者以外にはどう…

マリア様がみてる

実はよく知らないんだが、どうもカトリック系のミッションスクールが舞台の小説らしく人気があるらしい。読んでいないのでまったく分からないのだが、神父以上に、カトリック系ミッションスクールは誤解されているようだ。わたくしは皇室に嫁がれた方がいた…

フランシスコ会

濱ちゃんはフランシスコ会の修道士で神父です。ゴスな方々とか「マリア様がみてる(マリみて)」とかに萌えている人にとってはお耽美に萌え対象かもしれませんが、ただのオヤジです。実際のカトリックの司祭なんてそんなものです。まぁフランシスコ会修道士…

サヨクか?ウヨクか?

昨日まで、キリスト教についての概容を書いた。キリスト教=サヨクというのは違うじょ〜〜と書いたんですが、はて?ではわたくしはいったいなんだろう?と疑問に思ったのだ。誰かがサイトで「左翼」はマルクス主義者であるが、「サヨク」は政府のすることに…

総括

上記以外にもバプテストとか色々ありますが、バプのことはよく分からないのですみません。クリントンはバプテストだったと思う。 こうして並べてみると政治思想も教派ごとに特色があるとは言いがたいです。右翼な人も左翼な人もどちらもいますしノンポリもす…

聖霊派(カリスマ派)

非常に新しい教派のために元気がいい。ゴスペルソングなどを歌ったり活動的なようです。ここは屁理屈よりも、とにかく神を感じるということを重視する傾向があるので、政治的には単一化されていないし穏健な人が多い。一部には上記のファンダメンタルと重な…

福音派(根本主義・ファンダメンタル)

アメリカや韓国から伝道師が来ているので熱い。聖書のみを貫く潔い教派だが、カトリックのことはとにかく嫌いな人が多く、異端呼ばわりまでされてしまうため、この人たちの前に出ると肩身が狭いです。「アメリカ万歳」な人から、「韓国マンセー、アメリカ氏…

正教会(オーソドクス・ギリシャ正教、ロシア正教など)

日本にはロシアから入って来た。ソビエト共産党のお陰で本国では弾圧されるわ、日本でもアカを警戒されるわで、冷戦時代は不遇の時代をすごした気の毒な教派。とにかく歴史は古い。聖書の時代にさかのぼる伝統的な教派。思想的にはたぶん共産党は嫌いだと思…

聖公会(英国国教会・アングリカン)

イギリスに影響を受けているものの地方の独自性を尊重する。日本においては明治時代に上流階級の方々が洗礼を受けたりと、どちらかといえば伝統的な考えの人が多い気がする。ですから保守傾向が強いんではないかと思う。ただしここもすごく幅があり、保守か…

日本キリスト教団

略して教団。左翼ネタでよく監視されている対象です。日本最大のプロテスタント教派。長老派の流れを汲むのですが様々な立場の混合団体で、牧師によってスタンスも違うという団体のようで団体でないような謎の性質があり、教会ごとに考え方も違うので一概に…

ルーテル

宗教改革以降に登場した古い伝統的な教派でドイツ的な実直な静かなイメージがありますね。バッハといった優れた音楽家も出している。ここは政治的にはあまり過激ではないというか、よく分かりません。色々なスタンスの人がいると思います。

キリスト教・プロテスタントの諸事情

日本でキリスト教徒の数は少ない。身近にほとんどいないという方もいるだろう。街頭で陰気な声で「神の国は近づいた〜」などとやっている集団ぐらいしか知らないという人もいるかもしれない。なのに左翼と右翼の問題でこのマイノリティなキリスト教はヲチ対…

教会の役割

カトリック教会は政治団体ではない。つまり俗な世界の機関ではない。聖域とは俗な世界から解脱した視点を有する場であり、俗の世界とはまったく違う視点を模索するべきである。例えば北朝鮮の問題においても、餓死寸前の人々を思いやると同時に、拉致家族の…

日本カトリック正義と平和協議会

日本カトリック正義と平和協議会。略して「正平協」が今、カトリック教会外の方々に注目されているようだ。どーもあちこちの検索で引っかかる。私のサイトにも北朝鮮がらみでヲチしていらっしゃる憂国の方々が来られるようだ。日本の明日を憂える方々の為に…

地震

これ書いてたあとに地震があったよ。入れたばかりのコーヒーがこぼれちゃった。青葉区震度4.たいしたこたぁないけど、コーヒーはむかつく。 しかしNHKの情報は早い。偉い。くそたれな職員と海老ジョンイルのせいで評判が悪いけど、こういう時は心強い。…

視覚人間

先日、展覧会場に以前、中国の旅でお世話になった小倉芳彦さんがお見えになられた。小倉先生は東洋史の学者さんで、「春秋左氏伝」を訳されたので有名。(「春秋左氏伝」というのは宮城谷昌光さんの小説の種本だ。すご〜い古い古代中国の書物だ。)小倉先生…