『醜聞の作法』佐藤亜紀 近代から人間は進歩していない
元旦早々、書棚にある堆積された文庫本を整理していたらルソーの『ジュリ・新エロイーズ』が出てきた。一巻目を読んでなんじゃこりゃぁ?と思って放置していたのだな。スコラ学の雄アベラールって、勇ましい神学文書書くもんでカコイイ!と、エチエンヌ・ジルソンの『アベラールとエロイーズ』を読み、更にうひょぉ!となった勢いで買ったはいいが、ただの甘ったるい言葉が並ぶ恋愛書簡に辟易としてなんでこんなのを当時の仏蘭西人は読んでいたんだ?とほっぽり出していた。アベラール様全然カンケーないし。
さて、昨日ウンベルト・エーコの『バウドリーノ』の書評を書いたがエーコの作品は舞台が中世。その中世においての「情報」がどのように生み出され、また扱われたのか?というテキストの問題が中心的テーマだったのうなどとあれこれ妄想していたわけだが、年末に出版された佐藤亜紀の作品もこれまた近代のフランス革命前夜における出版物の有様を中心にして書かれたという、この時点で、相変わらず読者を選ぶような主題っぷりに、これまた妄想をあれこれしてしまったという次第。
- 作者: 佐藤亜紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/12/21
- メディア: 単行本
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実はこの作品、発売前に既に読了していた。何故かというと、表紙のお仕事をさせていただいたからである。
仕事をした本は既にもう主観的に好意的バイアスがかかるので書評など書くにはあまり適さないのだが、あんまりにもタイムリーネタ過ぎて、ゲラ読んだときにナニかいいたくてたまらず発売前に書評書くのもなんだし、我慢していたら発売時期に今度は仕事が忙しくなって結局今頃書いている。
編集者さんから「表紙の絵はフラゴナールの接吻にしたかったんですけど、そういう絵描けますかね?」というおフランスの大画伯に挑戦しろという攻撃的な依頼をされて、受けて立とうじゃないかと燃え上がってしまったという次第。フラゴナールってぇのはロココなエッチな親父画家で、筆致はとにかく達者。まぁ・・・アクリル絵具で書けるような代物でもないんだが。ブックデザイナーの岩郷氏のお陰でとにかくカッコいいデザインにあがった。
物語に登場するいたいけな女性とその思い人のささやかな接吻光景のはずが、女性の顔つきが挑戦的なのは私の性格がおよそかわいげがない性である。お許しあれ。
この作品の為に作家を交えた打ち合わせをしたのだが、作家の抱いているイマジネーションを最大に引き出すのがわれわれの仕事なので、果たしてご満足いただけたのか
閑話休題。
さて、中世欧州と違い、近代欧州はなによりも印刷術の発展と共に大きくその社会は変容していった。大きな事件といえばやはり宗教改革だが、このとき多くのローマカトリック批判のビラが刷られ、大衆の教会批判意識が高まった。
そしてこの物語の舞台となる啓蒙主義の時代。思想家たちは多くの出版物、それもお堅いのから下世話なものまであらゆる出版物が流通し、大衆が読書を愉しみとして親しみはじめるようになった。中世の写本がごくごく少ない発行部数しか流通できなかったのに対し、多くの大衆にまでいきわたるような印刷物の流通がやがてフランス革命というものを生み出すのである。書かれたものが大衆を啓発し、意識を高めていった時代でもある。
つまりメディアの変容が大衆意識の変革をもたらした時代であった。
この小説ではまさにそうした時代に多く読まれた地下出版が主題であり、作品中にはその作品が入れ子のように紹介されている。
で、それがなにかというと、所謂「ゴシップ」である。「醜聞」な。ある女性の苦境を救うために意図的に為された「実話にもとずくと思われる小説」この小説はエントリ冒頭の『新エロイーズ』のように書簡形式で書かれている。当時の流行の形式である。
この小説を大衆はこぞって読み漁り、うら若き女性を食い物にする糞じじいへの怒りをあらわにし、いったいモデルは誰なのか?と詮索し、挙句、何故か二次作品まで登場するとかなんとか・・・。
いや、これ読んでマンマ今のネット社会とおなじじゃんかいな?!というのが最初の印象。人間はほんまに進歩せんなぁと。
何故、醜聞の「作法」なのかは読んでのお楽しみということで。
この作品についての突っ込んだ解釈はもっとディープに突っ込める某評論家にお任せしたいのう・・なんせ底本としてこれは読んどけというロバート・ダーントンの『革命前夜の地下出版』も読んでないしよ。
これな↓
- 作者: ロバートダーントン,Robert Darnton,関根素子,二宮宏之
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/11/07
- メディア: 単行本
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しかし、なんというか、アベラールとエロイーズにしても、これらの地下出版物にしても、そして今の様々にネットに流れていく流言にしてもだ、大衆の下世話ネタ好きってのは治らんもんだな。
アベラール様の偉大なところはスコラのあの素晴らしく勇ましく攻撃的な神学論文にあるんだが彼のあの難解な普遍論争の文書を読んだ人はあんまりいないだろう。わたくしも途中で寝た。しかしエロイーズとの愛の物語、その書簡集は仏蘭西人に永らく愛され読まれ続けた。わたくしも夢中になって読んださ。しょせん下世話な大衆根性なのだ。悪いか?
あの革命の大天使サンジュスト君もへんてこなポルノまがいのファンタジー小説書いてるしよ。大衆のエロ力を舐めるなというか。いやはや。うはは。そいやハセガー漫画でナポレオンも恋愛小説書いたのに受けなくて腐ってたなぁ。
こうした恋愛がらみのゴシップ、醜聞だけではなく、不確実であるが大衆には好まれるような「真実」がダダ漏れに流されていくことで世論は啓蒙され、やがて国家の根幹を揺るがすことになる。近代の変容はかようにして起きた。
現代にあって、インターネットという新たなメディアが登場し我々は前時代にない情報社会に放り込まれている。これらがいずれの日か社会を、或いは国家というものをどのように変革させていくのか?生きている間にそれを目撃することになるのか?それは判らない。
エーコの『バウドリーノ』にしても、佐藤亜紀の『醜聞の作法』にしても、歴史の中に連綿と続くメディアと大衆、或いはなんらの権力との関係を描いているという点で、WikiLeaksに翻弄された2010年に読むべき書としてはまことにタイムリーであったなと。まぁ今のところそのような所感である。
も一回読み返したらまたなんか発見があるかもしれない。
ところで佐藤亜紀のこの小説のお陰で、ルソー先生の『新エロイーズ』を読むお作法を習ったような気がしたので書棚の四次元から発掘されたそれを読もうかと悩んでいる。でも4巻もあるんだよな・・・・。
『バウドリーノ』ウンベルト・エーコ 中世から人間は進歩していない
元旦だ。
昨年はツイッタにはまってブログを放置しまくった。その間、世間様では様々な事件が起きていた。尖閣諸島で中国様があやしからん行為に及び、日中両国が国家間でナニか事なかれ的に済まそうとしたところ、証拠ビデオが流出し国民の怒り爆発、双方の国家的面子がやばいことにとか、Wikileaksだかなんだかいうアサンジ君の世界規模の告発サイトが問題になったり、まぁ情報が容易くネット上を駆け巡り、国家と情報という問題を突きつけられた年でもあった。
ゆえにわたくし的には2010年の文字は「暑」ではなく「書」じゃね?などと思ったりしてしまうのであるが、そんな折、タイムリーに「書かれたもの」すなはち、メディアというものを考えさせられる小説が二つほど登場した。
一つは暮れに出た佐藤亜紀の『醜聞の作法』そしてもう一つがウンベルト・エーコの『バウドリーノ』である。どちらも舞台は過去。近代と中世のヨーロッパではあるが。
佐藤亜紀の小説に関しては別エントリを立ち上げて書こうと思うのでここではエーコの小説について書く。
- 作者: ウンベルト・エーコ,Umberto Eco,堤康徳
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/11/11
- メディア: ハードカバー
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エーコは中世美学などの研究をしていて、これはもうまさに彼の守備範囲そのマンマの小説、中世ヲタなら知っているあらゆる中世に存在したへんてこなシロモノの羅列、展示場状態。中世の宇宙観から、世界観、プレスタージョン伝説やアーサー王伝説にも連なる聖杯伝説、その他聖遺物にまつわる数々の伝承、山の長老の暗殺団、柱頭行者、地の果てに存在するであろう怪物じみた人類まで登場するという豪華キャストである。更にはニケアコンスタンチノープル信条の成立に関するもろもろの事柄やら異端思想(勿論、景教も登場)。挙句、TO図*)まで図で載せてくれるほどのサービス振りには泣けてくるという按配。
*TO図
中世、西方欧州の世界地図。Oを世界とし、その世界はTの形をした地中海で区切られている。上部は東方、つまりアジアであり、下部の北サイドにヨーロッパ、ミナミサイドにアフリカが存在する。この世界の中心はエルサレムであり、西方キリスト教徒がどのように世界を考えていたか判る。で、イスラム教徒によって分断された東のそのはるか彼方にははぐれたキリスト教徒の王国、つまりプレスタージョンの王国があると信じられていた。
また、欧州から離れれば離れるほど人類は奇妙な形状をしていると信じられていて、アジアの果ての地(インドとか中国辺りかの?)には足で陰を作って寝転ぶスキヤボデスとか一つ目の巨人とかが徘徊してると考えられていた。自分の土地から遠くはなれるほど怪物がいると考えたわけだが、このなんとも失礼な発想は欧州人だけではない。中国人も同じようなことを考えていた(参照『山海経』)のでおあいこである。
で、この小説が面白いのは「中世オタが涎たらすネタだらけ」ではない。
当時のメディアは書簡であった。書簡は多くの人に閲覧され、それは写しとられ、更に多くの人が目にする。それらの書簡に書かれたことは、多くの人の噂になる。旅をする商人や職人が街道の徒然でその話をする。当時のアカデミズムの場でもあった修道院にはそのような写し取られた「書簡」や「書物」が集積される。また、写し取るとき正確に写し取られるというわけでもなく、そこでは「政治的思惑」によって意図的に不正確になっているものもある。
あやしげな奇跡物語も、聖人譚も、魅力的な神話や伝承も当時の人々にとってはそれは半ば現実世界のことでもあり、権力者達はそれら迷信じみたものを信じていなくても、権威付けの為の素材であったり、戦争や侵略の口実、己の正義の為の補強材料として大いに利用していたというその光景を描き出したのがバウドリーノの前半の物語であり、後半はその物語世界に翻弄される冒険物語になっていく。
この物語の面白さは、紡ぎだしていく情報が既成事実化されていく光景と、既成事実化されたが為にその渦中に飲み込まれてしまった主人公達という、つまり我々が今まさにネットというバーチャル世界で常に体験していることを、中世という舞台でスライドして見せたということでもあるだろう。ガセネタを信じてRTしてしまったり(それは先日のわたくしだ!)、それが一人歩きしていつの間にか「真実化」してるなんてのはよくあること。
こうも情報の洪水に晒されていると終いには疑り深くなる。我々の知る「情報」は果たして真実なのか?それはなんらの意図を以て為された作られた真実ではないのか?ウィキリークスは「作られた情報」を忌避しようとする我々の情報欲望に応えて登場したメディアではあるが、そのウィキリークスの情報すら「なんらかの意図を以て流された」のでは?と妄想たくましくするものも登場した。
そのWikiLeaksに関してウンベルトエーコがコメントしている記事があった。
▼Not such wicked leaks
http://www.presseurop.eu/en/content/article/414871-not-such-wicked-leaks
英語なんで、英語脳がない私には大雑把にしか判らないが興味深い。
最先端の技術の結果が再び過去の技術を呼び戻すとかあれこれ言ってるのだが、「歴史」のお勉強するのが嫌いなオカルト野郎がいく神秘主義本屋の棚にある本はあらゆる古い本の焼き直しに過ぎないんだけどオカルト君たちはそれを無批判に信じてるんだよねー。ダンブラウンが成功したのはこういう馬鹿が・・・以下略(当方に英語力がないため大意)的な話などは『バウドリーノ』を読解するポインツなんじゃないか?と思った次第。
「歴史」というのは、物語を紡ぎだす。塩野七生は歴史家に「あんたのは歴史じゃない」といわれたらしいがまぁしょうがないだろうなぁ。歴史的事実というのは藪の中のものであり、「真実」というのは取り扱いが難しい。情報においてもまた然り。本当のことを語ることは誰もできないんじゃないかと。その点で主人公バウドリーノは大変に正直者である。自ら嘘つきだと告白しているからねぇ。自分は嘘つきだというクレタ人か?
バウドリーノの物語は、中世の中に存在した様々な伝承の集積という点では真実である。当時の中世人が果たしてそれを真実だと思っていたか判らないがそこで語られる世界はなんとも楽しげで、幻想文学好きなわたくし的にはわくわくしてしまうのである。
まー、とにかく中世とか知らなくても冒険小説としても面白いのがエーコセンセのすごいところだな。『薔薇の名前』よりとっつき易いと思うので、エーコ読んでみたいけど中世神学とかわかんないしコムズっぽい気がしてやだと思って敬遠していた方はこれを機会に読んでみるといいと思うの。
ハセガーに騙されたわけだが
先日の記事の長谷川哲也氏のブログは釣りだったようです。
http://mekauma.blog89.fc2.com/blog-entry-529.html
動揺して、正式に打ち切り発表でたら嘆願書でも出すかとか、別の出版社に泣きつこうかとか色々妄想してしまいましたが、まったくの嘘というかエイプリルフールだったのかよ!!!と。。。。_| ̄|○
なんか、担当へんしゅーさんが反応みてみようかとか思ったんですかね?心臓に悪い冗談はやめていただきたいものですが、まぁそれよりも続いてくれるということの方が嬉しいので、不問に処す!
なんちて。
なんせあそこまで壊れて気の狂った汗臭いおっさんたちがくんずほぐれつしてる漫画は珍しいのと、同じぐらい汗臭くてむさくるしいオヤジ達がくんずほぐれつしてる某作家の作品との共通項から、わたくしの挿画の仕事のイメージトレーニングには欠かせないガジェットなので、なくなったら困る。仕事が出来ない。
なので、まぁ永遠に続いて欲しいぐらいです。
なにはともあれよかったとです。
え?『ナポレオン〜獅子の時代』が大変なことに????
いやもうブログサボりまくってまして、済みません。ウンベルト・エーコの『バウドリーノ』読んだので書評書きたいとか、いち早く佐藤亜紀の『醜聞の作法』の書評書くかなとか、サミュエル・R・ディレイニーの短編を家の4次元書棚で発掘して萌えたとか、介護日記でも書いてみるかなとか色々あるんですが、何故かずっと仕事が忙しく文章脳にならないので完全に放置してました。
が、本日超ショックなニュースが流れてきたので書く。
詳細は以下に。
長谷川哲也 日記
http://mekauma.blog89.fc2.com/blog-entry-528.html#comment2167
上記の日記を読むと、どーも長谷川哲也氏の『ナポレオン〜獅子の時代』がとりあえず終了らしい。新章に入るはずだったのがそのあとはないみたいです。
ショックである。
どういう漫画かというと、これね↓
- 作者: 長谷川哲也
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2003/10/24
- メディア: コミック
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思えば佐藤賢一氏のフランス革命の挿絵仕事をしているとき、煮詰まるとこの漫画読んで元気貰ってたんですよね。なんせほとんど男ばかりが暑苦しく革命してるサトケン小説の登場人物の汗臭さ、漢臭さをもっとも手早く脳内に視覚化させる為にはハセガーテイストが最適化されていたのですよ。イメージトレーニングに最良。つまりわたくしにとってこの漫画はサトケン仕事のときの座右の書でございました。
もうね、作品が進むごとにどんどんと壊れていくおっさんたちの暑苦しい感じが大層宜しゅうございましたのに。
戦争を美しくなく泥まみれにぐちゃぐちゃとどこかどうしようもない感じに描くというあたりも大層素晴らしかったんですが、どーしてこの素晴らしい作品が・・・・。これ完結されないと国家的損失ぞ!
いずれどこかで再開してくれないかなぁ。
コアなファンがけっこういたと思うんですよねぇ。。。
参照↓
http://togetter.com/li/81435
ツイッター上の阿鼻叫喚
私の周りにもファンは多いのでがんばっていつか再開して欲しいと思いますです。。。
しくしくしく。
ええと少年画報社さんの気が変わるかもしれないので皆さん今からでも遅くはない。漫画を買いましょう。世界史のお勉強にもなりますよ。
島のミニコミ誌を作ったから宣伝するよ
いいから、買え。
いや、失礼。はじめから本音で飛ばしてしまいましたが、夏にうじうじうじうじとトロピカルに煌めく海にも行かず、窓の外に聞こえる観光客の嬌声も無視し、不健康に引きこもり、体重がそこはかとなく増えながらもパソに向かってずっとやっていたお仕事がこのミニコミ誌の作成だったのですね。
与論島は小さい島で産業は農業漁業,そして観光業でなんとか食っている小さくて面積は杉並区ぐらい、人口5000人台の共同体です。過疎化に悩み高齢化に悩む我々の島ですが、我々住人たちが自分たちで外に向かって情報発信し,島の事を知ってもらいたいというよくありがちな・・いや違った、けなげに生き残ろうという地方自治体の涙ぐましい努力の一つとしてこういう情報誌を立ち上げた次第ですよ。
与論島は沖縄本島が一番近く、風景も風土も沖縄っぽくて言葉や伝統もほとんど沖縄っぽいのに、沖縄県でなく鹿児島県。なのでなんとなく沖縄ブームでもガン無視、しかも「ヨロン」などと書くもんで「それどこの外国?」「パスポートいるの?」などと聞かれる始末なちいこい島。かつては日本の最南端というブームもあったのでその時代の人は知ってたりしますが,今は知らない人が多い島ですよ。
このミニコミ誌「かなしゃ」は島の観光局ががんばって発信している情報と被らない、そのお手伝い的な、つまり観光局やガイドブック情報とは異なる隙間家具みたいな情報を拾って、島に来た人がホテルでなんとなく読むもんないから読んでみよかな?とか、ああ、島ってこんな感じだったよねみたいなものとか、なんかうちの島のまったりとした空気みたいなものをかたちにしてみたいというそんなのがコンセプトです。
集まった編集者は皆、雑誌を作るのは素人。発行人のイタリアンレストラン「アマン」の主人、長崎歳さんとお慶さんご夫妻の声かけで集まった島の有志たちです。編集長にはベテランイラストレーターで料理の本も出しているもとくにこさん。編集者は島のおしゃれなカフェ「海カフェ」を営む阿由葉えり弥さん。で、不肖わたくし、あんとに庵がデザインディレクションなんぞをさせていただき、糞暑い夏の間侃々諤々と、島んちゅの竹盛窪さんなどにも相談に乗っていただきながら、第一号を何とか出す運びとなりました。
あー、こんなのじゃわかりませんね。まぁ島の事をうだうだ紹介したり島のご飯の特集だったりです。わたくしも密かに執筆したりしてますがどれかは内緒だ。
執筆協力は遥か彼方のイギリス在住のあかねさん、イラスト協力に島在住の大学からの友人のアーティスト河野祐子さん。更に奄美についての本なども書いておられる実はこの世界のプロの喜山荘一さんからアドバイスをもらったり、いろいろな方にお世話になりました。
雑誌スペックはこんな
オールカラー、A5サイズ、表、裏表紙を含めて32ページ
値段は500円(税込み)
マジ。ミニこみ。
ご購入くださるなどというとんでもなく奇特でたいへんに珍しい方は下記にご連絡ください。「あんとに庵のブログで読んだから送れ」とかなんとかファックスとかメールとかしてみてくださいです。
発行元よろんよろん
TEL&FAX 0997-97-4422
eMail fuente@lares.dti.ne.jp
お支払いは本誌とともに振込用紙をお送り致します。送料は無料。お得。
よろしくです。
これからまた無謀にも二号とか三号とか出すつもりなんで「こんなの読みたい」とか「なんだよこれ?デザイン最悪」とか、いろいろご指導ご鞭撻いただけたらうれしいです。
かなしゃブログをそのうち立ち上げたいですな。
あ、書き忘れたが、この「かなしゃ」は地方自治体とか特定の団体とか全然、まったく関係なく勝手に立ち上がった、よーするにNPOとか言うんですかね?そこまで立派ではありませんが、そういう感じっぽい存在なので、皆様の声援がくじけずやり続ける原動力になりますですので、よろしゅうです。
奄美大島豪雨災害 支援情報とか義援金まとめ
台風14号がいやらしく琉球諸島をロックオンして北上してきそうなすごく嫌な予感がする今日この頃ですが、お手伝い等の奄美災害支援情報をまとめておく頁にしておきます。
追加が出たら記していきます。
すでに一週間近く経とうというのに、未だ避難生活を強いられている方もいて、高齢者も多いので心配です。
まぁ、こういう災害時に現場でもっとも必要なのは現ナマだよな。
・・・・というわけでまずは義援金情報。
●義援金
・自治体主催
奄美市
鹿児島銀行
【受付期間:平成22年10月27日(水)〜平成23年3月31日(木)】
大島支店 口座番号 普通 1480791
ゆうちょ銀行
【受付期間:平成22年10月28日(木)〜平成23年3月31日(木】
口座記号番号:01750−3−56龍郷町
あまみ農業共同組合 龍郷支所 口座番号 普通 0021897
奄美信用組合 龍郷支店 口座番号 普通 1326981
全国のゆうちょ銀行 または、郵便局 口座番号は 01770−6−58瀬戸内町
鹿児島銀行 瀬戸内支店 口座番号 普通 684197大和村
(10/28より開始)
全国のゆうちょ銀行 または、郵便局 口座番号 大和村 01710-0-78
・日本赤十字社
(1)義援金名 10月20日の奄美地方大雨災害義援金(2)受付方法
・銀行名 鹿児島銀行 鴨池支店
・口座番号 普通口座 664155
・加入者名 日本赤十字社鹿児島県支部 支部長 伊藤祐一郎
※銀行窓口にて「10月20日の奄美地方大雨災害義援金」である旨をお申し出ください
※受領証の発行を希望される場合は、その旨を日本赤十字社鹿児島県支部へお申し出ください
〒890-0064
鹿児島県鹿児島市鴨池新町1-5
日本赤十字社鹿児島県支部 組織振興課 義援金担当者あて
TEL099-252-0600 FAX099-258-7037
(住所、氏名、送金日、金額等をご連絡願います)(3)受付期間 平成22年10月25日(月)〜平成22年11月30日(火)
鹿児島銀行は鹿児島ドローカルなんで鹿児島周辺しかないのが難点だ。だが東京の日本橋には一応支店があるらしいぞ。宝町のあたりで激しく不便だ。
・社会福祉法人 鹿児島県共同募金会
鹿児島銀行 県庁支店 普通 1274171
口座名義 社会福祉法人鹿児島県共同募金会
※1 専用振込用紙有り…鹿銀本支店
※2 専用振込用紙以外で振り込む場合は通信欄に「奄美大雨災害」と記載して下さい。
共同募金のはkanimasterさんが教えてくれた。
赤い羽根のアレですな。
・Yahoo!インターネット募金
インターネット上で赤十字社の奄美災害募金ができるサービス
http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/1301018/index.html銀行めんどくさい人向き。yahoo!ID持てとか、Yahooウォレットに登録しろとかあるけど、別に気にしない方や既にそれは持ってる人にとってはお手軽。
なにかはてなIDとかツイッターアカウントとか、フェイスブックとかミクシとかぐぐるとか既にアカウント色々持っててちとめんどーだけど、銀行に行く手間がなくていいよね。
奄美群島の新聞社 主催の募金
http://nankainn.com/images/bokin.pdf
新聞記事のpdfです。
南海日日新聞は奄美大島にある新聞社で、常日頃お世話になってるローカル紙です。ドローカルなのでアマミノクロウサギが大変とかそういうニュース記事が一面に出るような新聞です。
先日紹介した義援金口座
・沖縄タイムス
http://www.okinawatimes.co.jp/note/101024amami_donation・琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-169232-storytopic-22.html
沖縄在住の方向け。これは支社に来て頂戴ってことなのかな?現金書留も受け付けてますよとのこと。
・カフェあまんゆ
奄美好きが嵩じてついにお店を開いてしまったという店長さんの奄美っぽいカフェ。
店頭に募金箱設置したそうです。
http://blog.aman-yu.com/?eid=1043732〒368-0035 埼玉県秩父市上町2-3-7 Tel (0494)26-5402
営業時間 11〜18時(6月1日〜 19時まで)
お休み 水・木曜(祝祭日は営業)
一度行ってみたいですね。
ちなみに与論の店も東京にありますよ。その名も「よろんの里」。いずれご紹介しますよ。
・居酒屋しまぶくろ
http://g.pia.co.jp/shop/91249
沖縄居酒屋さん。
コメ欄にいらしてくださったshimabukuroMさんのお店。
奄美応援チャリティ沖縄お菓子を売っているそうです(コメ欄参照)
渋谷で飲もうかなぁなんてときは、是非行ってみてくださいね。
他にはコンビニ店頭で受け付けているところがあります。
サークルKは全国で集めていますが、ローソンは九州沖縄地区、セブンイレブンは九州のみ、ファミリーマートは鹿児島と宮崎だけです。
●ボランティア
ボランティアの募集は奄美市在住者対象。
奄美市社会福祉協議会 奄美市災害ボランティアセンターにお問い合わせください。
●支援物資等
ツイッターで情報が錯綜していますが、現時点では物資は足りているとのこと。
タオルや衣類が足りていないと新聞報道があったためかもしれませんが、何故か足りてないという情報が飛び交っているようですが、奄美市によると今のところ物資に不足はなく、救援物資の受付は奄美視では終了しているそうです。
●その他にできること
まぁ、あんまりないんだけど、奄美は観光業も頑張ってるので、是非一度訪れてみてください。旅行予定がブランクの人でどっかいってみたいなぁと思ってる方、是非奄美をリストに加えてくださいですよ。いいところです。わたくしはまだ行ったことないんですが、うちの両親は満足して帰ってきました。
沖縄は人気があるんですが、奄美は残念なことに国の援助がないために航空運賃が高く、沖縄の倍ぐらいするんですね。なのでどうしても敬遠されがちなのが哀しい現実なのです。
せめてそうした実情を知ってもらうというのも大切です。島外から来るにはやたら時間がかかる船か、飛行機しかなく、高速道路が無料とかそういうガソリン税の還元恩恵も全然ない島です。なのにガソリン税だけがとられているのだ。
そういうわけで、まぁせめて皆さんが観光に来て産業を応援してくださるだけでも有難いという感じですよ。或いはガソリン税恩恵なさげだから馬鹿高い航空運賃割引をちったぁなんとかしてやれよ政府は!とか声をあげてくださったりするとすこぶる嬉しいです。
ついでにうちの島、与論島もよろしくです。
奄美大島の災害その後 義捐金とか
本土ではなく離島のような比較すると低い標高の土地で起きるこのような断続的に大量の雨が降る降水は珍しい。
とはいえ、奄美大島は琉球諸島の中では最も高い700メートル弱の山を持つ地形(例えば沖縄などは500メートル台の山に留まる)で特に今回被害にあった住用町はその険しい山が海岸線まで迫り海に落ち込んでいるその谷間に存在するという集落で許容量を遥かに超える雨量がふればひとたまりもない。
どのぐらいの雨量だったかについては予報士さんが詳しく書いているが日本「豪雨史」上最悪だったそうだ。
▼チーム森田の”天気で斬る!”ー豪雨史上、最悪の奄美豪雨
http://rd.yahoo.co.jp/rss/l/blog/myblog/rss2/item/*http://blogs.yahoo.co.jp/wth_map/59971763.html
現在、奄美群島は晴れ。雨も上がり復興活動をしている最中。豪雨の爪あとがどれくらい酷かったかについては様々なブログやメディアで伝えられている。痛ましい限りだ。この災害で3人の命が失われた。過疎化した土地での災害ゆえに人数は少ないが、4日過ぎた今もまだ孤立している人々が200人ほどいるという。
私の知り合いが奄美入りしていて昨日現地からメールを送ってくれたが、彼女の家から飛行場に向かう橋がぶっ壊れて飛行機に乗れないので帰るのが遅れるとのこと。一番酷かった被災地からは離れているはずなのだがそういうところでも被害は酷かったのかもしれない。
以下様々な現地情報。
▼南日本新聞 特集 奄美豪雨http://373news.com/_kikaku/amami_gouu/index.php?storyid=27468#news
▼奄美上空ルポ…土砂に埋まる島、茶色の海
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101022-OYT1T00489.htm
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101022-OYT1T00489.htm
地元議員徳田毅氏も現地入りしてレポートをしている。けっこう生々しい光景が映し出されていて現地が如何に大変かがよく判る。
▼徳田たけしオフィシャルブログ 災害視察
http://ameblo.jp/tokuda-takeshi/entry-10684350269.html
徳田氏は親父がかの有名な徳之島出身の徳田虎雄。鹿児島で育ったというたけし氏にとっても奄美群島はなじみの深い土地でもあり愛着があるので動きは早い。いち早く自民党内に対策委員会を設けて動き回っているようだ。
日記によると社民党の阿部議員も現地入りしたそうで挨拶を交わしているのが報告されている。こうなると党がどこだなんだと関係なく、島のために動く人の連帯めいたものが生まれていく。そういえば基地反対デモのときもそうだった。保守と左派が共に反対運動に参加していたが、島の政治ってのは判りやすい。
政府はこの災害に激甚災害指定をするか保留だそうだが、こうした政府のおっとり刀の姿勢に対し批判の声も上がりつつある。
▼世に倦む日日 政府の奄美への無関心と報道の黙殺 - NHKが教える「新しい公共」
http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-400.html#comment2037
世に倦む日々のブログ主さんが奄美のニュースを見ていて、政府の責任を問う声が少ないことに疑問を呈している。
被災地である現地と、テレビでそれをネタとして見る東京が切り離されている。そして、その東京の空間では、国会は開かれても奄美の問題は議員に取り上げられず、仙谷由人が陳謝問題でバタバタ騒動する話のみが政治ネタとして報道されて終わりなのである。永田町は奄美から切り離され、奄美の災害は外国で起きている問題のようだ。
このような視点を持たずに漫然と見ていたんだが、そいや淡々と現地情報を流していたな。わたくしは奄美は身近なので「外国で起きているよう」には感じなかったが。
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要旨としては今の政府のあり方は大層ネオリベ的で、こうした災害でも民間の底力的なものを報道して今後自己責任的に解決させようみたいなそんな動きがあるという話か。
ただ奄美群島というのは昔っからオミソ。徳田氏みたいなすごい人が出てこなかったら見棄てられ続けたようなそんな所であり、鹿児島県も群島は荷物的、かつては露骨な差別まであったという扱いなので、自主的に動くことに慣れすぎているともいえる。島民の結束は強い。民主政権になってから補助金も大幅に削減、自治体としては激しくびんぼーなのでインフラ等の復興ではかなり大変なことは予測される。
激甚災害指定は国家がそうした復興援助予算を出すということに関わるのだが、現地入りした政府関係者は今のところ判断保留だそうだ。最近では台風9号被害で神奈川県の村が適用されているが、その時の被害に比べると規模はかなり大きい。調査を待って決定されるということだが、どういう判断を下すのかは要観察ではある。ただ予算をつけることに慎重なのは大切なのでこのことを以て今の時点で政府への批判は出来ないとは思っている。動きが鈍いとか色々あるようだが、今までの動きと比してどうであったかなどもよく判らんし。
ただ、ナニかと孤立してきた奄美群島では島民の結束は強く島外在住の島出身者なども支援を惜しまない為に寧ろ本土の他の土地よりもある意味恵まれているとは言える。今年台風9号が襲って被害にあった神奈川などの村のことを覚えている人はどれだけいるのかとは思う。
今回の奄美災害で大活躍したのは奄美のローカルFM局やツイッター。
▼豪雨の奄美、地元FMフル回転 被災者、方言で励ます
http://www.asahi.com/national/update/1023/SEB201010230047.html
奄美はこの災害で情報手段が途絶えてしまった。離島の常なのだが台風などでも情報は容易く遮断される。停電し電話線が切れてしまうことなどざら。電話、テレビ、ネット情報などは使えなくなる。情報の孤島化するのだ。私も台風時に停電、電話線駄目化した時は唯一通じるケータイから台風情報を得ていたが、今回はそのケータイ局もやられた。こうなると情報は入らず、非常に心細い。ラジオを点けてみたが島外からの電波は風雨に妨害されているのか弱すぎて雑音ばかりであった。災害時にラジオなんて使えんじゃないか。というのが離島の実情。
こういう時、現地ラジオ局こそが生きてくる。奄美のFM局はそのドローカルさを活かし24時間体制で災害情報、重要なお知らせ、連絡事項などを流し続けた。これはありがたかったと思う。うちの島にはそういうのがないんで役場の方が台風時にもかかわらず役場に張り付いて情報を有線で流していた。この人、家に帰らなくていいの?と逆に心配になったけど、有難かった。
こうした動きに加え、現地から発信される情報をキャッチした人々がその情報をツイッター上に流していた。#amami タグに流れるTLは刻々と入る情報がRTされ、今一番必要なものはナニか?とか、今どういう状況であるか?とか様々な支援情報などがどんどんと流れていて参考になる。島外で家族を心配する人や、或いはなんらかの助けをしたい人などにはいい情報ソースになっていた。
更に奄美お助けの為のwikiなども立ち上がり、島内の復興情報や義捐金やチャリティ情報なども紹介されている。
○1020amami @ ウィキ
http://www16.atwiki.jp/1020amami/
義捐金の受付も開始された。はじめは九州沖縄地方のコンビニでやってるとかそんなのばっかだったが、青年会議所が義捐金の受付を発表。
奄美大島信用金庫に開設してしまうところが島人だな。本土の金融機関からだと大変に不便である。手数料が高いんだよ。ゆうちょにしてほしかった。
義捐金情報追記
奄美市の奄美災害対策本部が義捐金口座を開設準備中だそうです。こちらはダイレクトな災害復興資金になるんじゃないかな?離島の工事費用は割高なので援助はかなり助かると思う。
あと赤十字も義捐金準備中とかいう情報も入って来ています。
いずれも発表あり次第追記します。
赤十字社のが開くまで待つか下記チャリティに行くかどっちかだな。
追記 日赤来た
日本赤十字社鹿児島県支部は、平成22年10月20日の奄美地方における大雨により被災された方々の支援のため、義援金を下記のとおり受け付けています。
お寄せいただいた義援金は、県に設置される災害義援金配分委員会を通じて被災された方々へ配分されます。
【義援金名・受付方法等】(2)受付方法
・銀行名 鹿児島銀行 鴨池支店
・口座番号 普通口座 664155
・加入者名 日本赤十字社鹿児島県支部 支部長 伊藤祐一郎
※銀行窓口にて「10月20日の奄美地方大雨災害義援金」である旨をお申し出ください
※受領証の発行を希望される場合は、その旨を日本赤十字社鹿児島県支部へお申し出ください
〒890-0064
鹿児島県鹿児島市鴨池新町1-5
日本赤十字社鹿児島県支部 組織振興課 義援金担当者あて
TEL099-252-0600 FAX099-258-7037
(住所、氏名、送金日、金額等をご連絡願います)
(3)受付期間 平成22年10月25日(月)〜平成22年11月30日(火)
http://www.jrc.or.jp/contribution/l3/Vcms3_00001863.html
一ヶ月くらいなのでよろしく。
鹿児島銀行なのが鹿児島県民だな。重ねて言わせてもらうがゆうちょはないのか?
以下は東京でやるチャリティコンサート。島唄だそうですよ。
奄美大島応援チャリティ・イベント開催のお知らせ
http://kizukiminami.com/information.php?PHPSESSID=12cc8aba5303e8762bffe55d0b3dbb28#id2142010年10月30日土曜日
開場:午後14時30分 開演:午後15時ー16時
東京都港区虎ノ門2−5−10 ポニーキャニオン 1F イベントスペース【入場料】2,000円(税込)
申し込みはメールでして下さいとのこと。
興味ある方は上記サイトにアクセスしてください
今後をまだまだ見守り中。
現在、南の海上に台風14号が発達してじりじりと北上を睨んでいる怪しい動きをしている。雨で痛めつけられた山間地域が再び台風に見舞われたらと思うとぞっとする。昨年台湾で起きた深層崩壊の悲劇を思い出してしまうからだ。あの時も台湾では度重なる台風襲来で思いもよらぬほどの大量の雨が降り注いだことが悲劇を産んだ。
台風14号の動きは要観察案件である。
また復興活動で心配なのがハブ
ハブは怖い。特に奄美のハブは凶悪。通常でも雨上がりは気をつけろなどと聞くが、山から流されてうようよと低地に這い出てくるからだそうだが、今回はただでさえ夏に大量発生してたとか何とかで多そう。復興の為片づけしている物陰などに潜んでいるかと思うので注意してください。
以下の専門家の智慧などをよく読んで対処してください。
○ハブログ
http://harahabu.blog106.fc2.com/blog-entry-458.html
★ハブ対策「ゴミ箱による捕獲方法」
ハブによる二次被害を防ぐ為の智慧です。
怖い・・・・・・ハブ・・・・・。
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そいやわがギョーカイのカリタスも動かんかな?
台湾のときはカリタスに送ったじょ。奄美はカトリックも多いんだからさ、ここぞとばかり動くのがよいと思うの。